国立競技場は、東京2020大会のレガシー(遺産)として、設計段階から「ユニバーサルデザイン(誰もが使いやすい設計)」を徹底して作られたスタジアム。
各階に設けられた車いす席は合計で500席弱にのぼり、車いす利用者の目線を遮らないように考慮されています。さらにエレベーターも車いすの方が不自由なくスムーズに移動できるよう、幅が広く設計されているほか、目的別アクセシブルトイレは89箇所あります。
今回は、車いすユーザーも含むスタッフが、普段は入れない舞台裏を巡る「スタジアムツアー」に参加した様子を、バリアフリーの観点も含め詳しくレポートします!

3層目車いす席から見た景色です

目次


ツアー概要

  • 参加費
    平日:大人3,200円(税込)、高校生以下1,600円(税込)
    土日・祝日:大人3,500円(税込)、高校生以下1,750円(税込)
    ※障害者手帳をお持ちの方は、車いすご利用の方1名につき介助者1名が無料で参加できます。
  • 開催時間
    9時~17時
    ※開催日程については、開催日カレンダーをご確認ください
  • 見学場所
    展望デッキ、VIPルーム(貴賓室)、VIPラウンジ、
    選手入退場口、選手ロッカールーム、トラック&フィールド
  • 所要時間
    約90分
  • 集合場所
    開始時刻の15分前に「NTTドコモ ゲートE(外苑門)」


アクセス

都心ならではの抜群のアクセス
今回は、都営大江戸線に乗って「国立競技場駅」から徒歩1分です。
他にも、JR総武線「千駄ヶ谷駅」「信濃町駅」から徒歩5分、東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩9分と複数の路線から行けます。
※駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください
 

4F:展望デッキ

受付場所の「NTTドコモゲートE(外苑門)」に行き、受付を済ませたら「MUFGスタジアムツアー」のスタートです。

受付を済ませて、エレベーターに乗るところです

エレベーターで4階(3層目)へ。
この日はあいにくの曇りでしたが、スタジアムから新宿が一望できます。

3層目から見える新宿高層ビル群
近くに、東京体育館が見えます

展望デッキ
約6万7000席の客席と広大なフィールドを一望できます。

3層目から見える左半分の景色
3層目から見える右半分の景色
全体が見渡せます
赤・白・緑とカラフルな観客席
緑・白がメインの観客席

圧巻の迫力。言葉が出ませんでした。(感動!)

広いコンコースです

▲コンコースも広く、車いすでの移動は問題ありませんでした。
 

3F:貴賓室

VIPエリア(貴賓室)に移動します。
 通常は立ち入ることができない「貴賓室(VIPルーム)」や「VIPラウンジ」の内部を見学できます。

貴賓室につながる通路です

▲非日常的な雰囲気で、ドキドキでした。

貴賓室内はソファーやテーブルがあります

▲貴賓室は高級感漂う空間でした。
 そして、皇室や世界のVIPの方などが観戦する場所です。

貴賓室から国立競技場内を見た景色です

▲このツアーでしか味わえない醍醐味。最高でした。
 「聖地」の屏風前で、パシャリ

貴賓室近くに、大きな屏風が飾られています

 

2F :VIPラウンジ

最大1500人収容可能な広大なVIPラウンジ

最大1500人入るラウンジには、テーブルとイスがあります
数メートル以上の大きな障子が飾られています

▲大きな障子。日本の伝統文化を誇りに思います。
 他にも、車いすのVIP席に案内してくださいました。

絨毯の上を車いすで移動しています

まるで高級ホテルみたいな感じ

らくゆくスタッフがVIP席からピッチを見ています

最高の眺め

まだまだ、楽しみがいっぱいあります

天井に黒と白でデザインされた模様が描かれています

天井部分の黒い部分は、折り紙の「鶴」をイメージしているようです

らくゆくスタッフが記者会見場でマイクをいじっています

貴重な記者会見も体験できました

 

B2F:選手入退場口&トラック&ロッカールーム

選手ロッカールームや選手入退場口を体験できます。
まず、目に入ったのは「東京2020オリンピック・パラリンピック」のトーチが飾ってありました。

右側に東京五輪、左側に東京パラリンピックのトーチが飾られています
TOKYO JAPANと書かれた壁の前でポーズをとるらくゆくスタッフ
NATIONAL STADIUMと書かれた壁の前でポーズをとるらくゆくスタッフ

圧倒的なスケール感。
選手がヒーローインタビューを受ける場所です。

ダイナミックで、目が離せません。
また、表彰台も体験できます。

表彰台の横にいるらくゆくスタッフ

1964年東京オリンピックの表彰台(レプリカ)

らくゆくスタッフが、東京2020パラリンピックの表彰台の真ん中にいます

東京2020パラリンピックの表彰台。フラットになっているため、車いすでもメダリスト気分を味わえます

そして、選手になった気持ちでピッチの中に向かいます。

入退場口付近の様子
ピッチの中で全体を見渡しています

▲感動!

ピッチ上でらくゆくスタッフが2人が、グータッチしています

車いすでも問題なくフィールドに行けました

ピッチから見える観客席です

観客席がめちゃくちゃ近い!

最後は、ロッカールームを見学しました。

円形状になっていて、各個人にハンガーが1つ掛けられています

リアルな使いやすさ

広報担当の加藤さん
スタジアムツアーは、東京2020大会のレガシーや当時の熱気をより多くの方に体感していただくことを目的に2022年4月から開始され、2025年4月からは、国立競技場の運営が民営化されたことに伴い、株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントが主催者として提供しています。 ユニバーサルデザインやアクセシビリティに関するお問い合わせも多いため、通常のツアーとは別にアクセシビリティに特化したカスタムツアーの実施についても、今後検討していきたいと考えています。
 

最後に

90分という限られた時間でしたが、このツアーじゃないと見られないゾーン(貴賓室やロッカールームなど)ばかりでお値段以上の経験で本当に楽しかったです。
スポーツ好きな方や国立競技場に興味がある方は、ぜひ「MUFGスタジアムツアー」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

スタジアムで記念撮影するらくゆくスタッフ。楽しかった体験ツアー 本当にありがとうございました。

HP:MUFGスタジアムツアー
文:高瀬翔太(頸椎損傷) 写真:寺川(四肢機能障害)、小川、川谷  


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