野球殿堂博物館(やきゅうでんどうはくぶつかん)は、日本の野球界の歴史や功績を展示・保存している日本初の野球専門博物館です。東京ドーム内に併設されています。ファンにとっては、日本野球の歴史をまとめて体感できる聖地のような施設です。

野球殿堂博物館内のユニフォームや野球道具の展示コーナーを見学する来館者たち

プロ野球各球団のユニフォームやグローブなどが展示されています

歴史的なパネルや展示品が並ぶ展示室内の様子

野球の歴史を勉強する上で貴重な資料が展示されています

「日本のオフィシャルミュージアム 野球殿堂博物館」と書かれた青い屋外案内板

東京ドームの手前に案内板があります。

東京ドーム21番ゲート横の広場と野球殿堂博物館への入口付近

21番ゲートの右側に入口があります

9月9日、日本プロ野球史に輝く偉業を打ち立てた張本勲氏が86歳で亡くなられました。数々の記録と記憶を残した名打者を偲び、東京ドームに併設されている「野球殿堂博物館」を訪れてきました。
館内では、殿堂入りを果たした往年の名選手たちのレリーフと並び、張本氏の功績をたたえる特別追悼展示が行われています。

現役時代の輝きを感じる追悼展示

野球殿堂博物館の張本勲氏追悼展示。ケース内に展示されたバットや「Flyers 10」のユニフォーム、背景壁面のレリーフ

張本勲追悼展示

壁一面に並ぶ野球殿堂入りレリーフ。張本勲氏のレリーフ上部には白い花が飾られ、手前で来館者が鑑賞している様子

野球殿堂入りのレリーフには花が飾られています

追悼展示コーナーには、張本氏が実際に着用されたユニフォーム(東映フライヤーズ等)や愛用していたバット、グラブ、さらには当時の貴重な写真や資料などが大切に展示されていました。
レリーフが飾られた壁面にはあたたかな白い花が添えられており、静かな熱気と深い敬意につつまれた空間のなかで、多くのファンが足をとめて偉大な足跡に見入っていました。

張本勲氏 プロフィール

主な記録・功績:日本プロ野球歴代最多となる通算3085安打のNPB記録を保持。首位打者7回、MVP1回、ベストナイン16回など数々のタイトルを獲得。
球団経歴:東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)でデビューし、巨人の「V9」後の主力として、その後ロッテオリオンズで活躍。
NPB初の偉業:日本プロ野球史上初となる「500本塁打・300盗塁」を達成した走攻守そろった希代の打者。
引退後:解説者として親しまれ、スポーツ番組での情熱的で愛のある毒舌解説「あっぱれ!」でも世代を超えて広く知られました。

野球殿堂博物館のバリアフリー情報

通路の壁面に表示されたバリアフリートイレやコインロッカーの案内表示

エレベーターの隣にコインロッカーとバリアフリートイレがあります

おむつ交換台、手すり付き洋式便器、洗面台が設置されたバリアフリートイレの内部

明るくて広いトイレです

館内は車いすの方や配慮が必要な方にもやさしい設計となっています。

  1. フラットな館内:展示室全体がバリアフリー(段差のないフラットな構造)になっており、車いすやベビーカーでも安心して見学できます。
  2. 車いすの貸出:受付(インフォメーション)にて貸出用車いす(1台)を用意しています。
  3. 車いす対応トイレ:館内にバリアフリートイレが設置されています。
  4. 割引制度:障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名は入館料の割引が適用されます。
  5. 補助犬同伴:身体障がい者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)と一緒にご入場いただけます。
     

球史に刻まれた「安打製造機」の輝かしい偉業に想いを馳せながら、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本野球界の歴史にその名を刻み続けた張本勲氏。あらためて心よりご冥福をお祈りいたします。

写真・文:小川陽一

野球殿堂博物館HP