東京都板橋区一丁目(住所地)と東京都北区滝野川一丁目にまたがっているJR埼京線(路線名は赤羽線)の「JR板橋駅」

現在工事中ですが、エレベータが設営され、構内コンコースに今までは無かったバリアフリートイレも整備されるなど、行くたびに変わり続けているJR板橋駅です。

レンガ状の壁が特徴のJR板橋駅東口の外観。入口の左にスロープがあることを示す看板がある。▲2021年7月時点の東口

左方向約20mスロープの看板道幅が1mほどとかなり狭い部分があるスロープの入口。点字ブロックもある。スロープの長さや手すりの状態が分かる写真。

東口改札付近の様子。点字ブロックが充実している。東口改札横の改札窓口。車椅子利用者はこちらから出入りすることがわかる看板がある。バリアフリートイレの入口付近を捉えた写真。男子トイレと女子トイレの間にある。▲駅コンコースに新設されたバリアフリートイレ。

板橋駅は、変わり続けるライブハウス「ファイト!」(駅から徒歩5分)へ行く際に利用する駅。先日、ライブの開場まで1時間ほどあり、駅周辺を散策してみました。

東口のすぐ向かいにレトロな公園のような一角があったので覗いてみると、なんとそこはあの泣く子も黙る「新撰組」の主要メンバー、近藤勇(いさみ)、土方歳三(ひじかた としぞう)、永倉新八(ながくら しんぱち)の墓所でした。大河ドラマ放送から、にわか新撰組ファン、お墓が板橋にあるというのは聞いていましたが、こんなにも駅近にあるとは、驚きでした。

近藤勇と新選組隊士供養塔の文化財説明板

入口から石畳が敷かれ、側溝など数センチの段差がありますが、介助付きや乗り越えられる方であれば、奥にあります近藤勇、土方歳三の墓石近くまでは車いすでも行けると思います。

上部から木の葉が垂れる小さな境内の一角を写した写真。中央には縦に長い墓が立ち、その前の石製の台上には線香皿や生花などが見える。▲近藤勇・土方歳三の墓。

木漏れ日の下、自然石の台座の上に縦長の石碑が立っている。碑面には「新選組永倉新八墓」などの文字が刻まれている。▲永倉新八の墓

中には近藤勇の銅像があったり、3人の写真が掲示されていたりするので、歴史マニアの方は行かれてみるとよいと思います。

近藤勇の銅像

近藤勇、土方歳三、永倉新八の肖像画板橋駅西口の広場には、板橋観光キャラクターの「りんりんちゃん」の石像とむすびのけやき」と呼ばれているケヤキの大木があります。ここはちょっとした休憩や待ち合わせにはうってつけの場所です。
広場に向かって左(西)には、焼きとんの「筑前屋」があり、夕方のハッピーアワーに行くと、リーズナブルにお酒が楽しめます。焼き鳥、焼きとんや博多豚骨ラーメンが安くて美味しい。
焼き鳥好きなら、東口に渡ったところにある大人気店「赤尾」もおすすめ。こちらは狭いカウンター席のみですので、車いすユーザーはテラス席なら可能かもしれません。味はピカイチ!!

他にも多数の飲食店がありますので、はしごしてみると楽しいと思います。

撮影・文/尾道 勝也