令和元年11月5日、副都心線「北参道駅」近くのライブハウス「グレープス北参道」の待ち時間を利用して、「明治神宮」の北参道入口から入って散策してきましたので、ご紹介いたします。
明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)を主祭神としてお祀りしている神社で、今回入った北参道口の他に、小田急線「参宮橋駅」からの「西参道」と、JR「原宿駅」・副都心線「明治神宮前(原宿)駅」近くの「南参道」の計3箇所の入口があるそうです。
ちなみに正しい表記は「宮」ではなく、「明治神宫」だそうです。
神社本庁と渋谷消防署原宿出張所の間にある鳥居をくぐると、幅の広い砂利が敷き詰められた参道が続いています。両端には幅2mほどの石畳が続いているので、車いすでも通行できます(左側を通行した方が良いです)。
10分ほど歩行すると急に広い場所にたどり着くと人も多くなり、本殿・神楽殿に向かう参道と正参道に続く参道とに別れます。ただしこの場所は石畳が切れておりますので、自走車いすなどは難しいと思います。
目の前にトイレがありますが素通りして、右の本殿・神楽殿方面に進みますと、左側に休憩スペース兼露店が出ておりお祭りのような賑わいをみせていました。
ここでは大行列が出来ており、なんの行列かと思ったら、御朱印授与のための行列でした。残念ながら御朱印帳も時間も無く断念…。
手水舎で身を清めてさらにまっすぐ進むと開けた場所に着き、階段またはスロープを渡り、やっと本殿前広場にたどり着くことができました。ここから右に進み、御社殿でお参り。賽銭箱は3つありますので、平時であればそれほど待たずに参拝できると思います。
広場に戻り入ってきた入口の向かいに門があり、こちらは立派な木造の門(菊の御紋は取り外されていました)も荘厳さを感じるので、一見の価値がありました。
七五三や結婚式の行列も見ることができ、日本らしさを感じられる行事に出会えることができました。
再び広場にもどり、社務所で縁結びの御守を授与していただきました。基本は2体を選ぶようですが、まだパートナーのいない筆者は1対のみを授与頂きました。縁結びには人気の神社なので、ご利益があるといいです(その2週間後になんと兆しが! ありがたやありがたや)。
端の廊下には全国から奉納された茶菓子も並べられており、見ているだけでも面白いです。地元の「荻窪ラーメン」や、よく行く佐賀県の菓子も奉納されておりテンション上がります♪
帰り路も同じ路をたどり、グレープス北参道に戻って時計をみると、小一時間過ごすことができたようです。
赤ん坊の頃以来の参拝でしたが、来てみて良かったなと思います。
樹木が鬱蒼と茂り、しんとした空気に包まれながらの参拝‥‥おすすめです。
▲北参道側鳥居(副都心線「北参道駅」徒歩)
▲参道の両端には石畳
▲本殿エリア前には休憩・露店もあります
▲なだらかなスロープ
▲本殿前
▲本殿前
▲各地から奉納された品々
▲多目的トイレは参道に2カ所、神楽殿地下にある。
撮影・文/尾道 勝也
明治神宮 東京都渋谷区代々木神園町1-1 TEL 03-3379-5511
バリアフリー状況は、社殿へ続く参道は南・北・西の3本あり、いずれも車椅子で走行はできますが、地形や舗装の状況から南参道(原宿側)のみがLEVEL-3で往復可能です。現在整備事業に伴い、社殿をはじめとした諸施設のバリアフリー化が進行しています。