3月中旬頃の新聞記事で、文部科学省の調査(昨年10月1日時点)で特別支援学校の教室不足が全国で3740室ある中で、特に都市部が特に不足していることに関する記事を目にしました。

現実に、実習室を教室にしたり、1つの教室を2分割したりと試行錯誤している学校もある話を耳にします。
特に近年では入学してくる児童(小学校)が増える傾向にあり、校舎の1階2階を3学年毎に分けていたものが、1階を1年生ともう1学年、2階は4学年としかないと入らなくなったそうです。(低学年ほど生徒数が多くなってきている)
それに加え校舎の全体的な老朽化

不足教室の都道府県別では全国不足している教室の60%占めている。
 1.大阪府 :528教室
 2.東京都 :514教室
 3.千葉県 :220教室
 4.埼玉県 :191教室
 5.熊本県 :181教室
 6.神奈川県:161教室
 7.福岡県 :126教室
 8.京都府 :115教室
 9.茨城県 :107教室
10.北海道 :106教室
※文部科学省調べ

今まであまり認知されていなかった発達障がいの診断される子どもが増えたことと遺伝以外に環境要因(育った環境)発達障がいを引き起こし増加しているようです。

文部科学省は2020年度~2024年度を教室不足解消として「集中取組期間」として国庫補助率を
1/3から1/2に引き上げと、各都道府県・指定都市教育委員会に状況公表と取組収集や発信でと
対策しているようですが、対策のスピード感が感じられない現状のようです。

生徒の皆さんのためにも早く解消されることを祈念するばかりです。


文部科学省HP
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/mext_00038.html


写真/文 にゃん2