スピードスケートの小平奈緒選手のオリジナル写真集を購入した。
ネットで数ある小平奈緒選手の画像を選び自分だけの写真集が作れるもので、その売り上げの大部分が長野の災害基金に入るらしい。
その話を聞いて２０１９年長野を襲った大型台風で泥まみれになりボランティア活動をしていた彼女を思い出した。
小平奈緒選手には他のメダリストやオリンピアンと違った印象が私には数々ある。
平昌オリンピックで韓国の絶対王者の選手を破り金メダルを獲得した際、泣き崩れている韓国の選手に近づき肩を抱いて健闘をたたえたシーン。
北京オリンピックで優勝候補であったが１４位に敗れ、のちに大会前に大怪我をしていたのを聞き、言い訳もせずに今ある力で歯を食いしばり戦い抜いたいたのかと思った事。
等々、私にとっては強い選手であり、優しい素敵なアスリートだった。
そして先日彼女は引退レースに挑んだ、それはいつもの強いそしていつもの綺麗なフォームの滑りで見事な好タイムでゴールをした。
エムウエーブの観客が総立ちで歓喜したが、彼女は場内の観客に、まだ他の選手のレースが残っているからとジェスチャーで場内を静めた。
最後の最後まで、彼女はアスリートとしての生き方を次世代の後輩たちに示した。
小平奈緒さん、現役お疲れ様でした。
文／イラスト：だいご
MINTSUKU（みんつく）
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