日本では昔より、
餅は米よりも生命力がより強いとされ、
お祝い事などに「餅つき(※)」するようになりました。
 

また餅つきは、お正月の食べものとしても親しまれて、年の暮れの風物詩のひとつです。

(我が家でも)ワカメが幼稚園から小学生の頃は、12月28日に必ず「餅つき」をしていました。前日から祖父母・母は大忙し!でした☆
※餅つきは、12月28日か12月30日に行うことが多いです。


29日は「苦持ち」といい、九が苦に通ずるから縁起が悪いとされています。 逆に福(29[ふく])をもたらすといって、この日に餅つきをするお寺もあります。
31日は、「一夜もち」といって餅がしっかり固まらず二段重ねの鏡餅が沈んでしまい、縁起が悪いとされています。

もち米を研いで十分に水に浸して水気を切り、蒸し布で包んで蒸籠(せいろ)で蒸します。
蒸したもち米を杵(きね)と臼(うす)で。。。
「ペッタンペッタン」と米粒の形がなくなるまでつきます。

爺ちゃんの「よいしょ〜!」のかけ声で始まり…。
母ちゃんの「はいっ!」の手水のくり返し。。。
もち米が潰れかかった頃、子どもたちが杵を持って、もちをついていきます。

つきあがった餅は、のして成形します。
鏡餅用・雑煮用と。


杵や臼についたお餅は、ワカメの口に!

つきたてのお餅はサイコー!!!です♪


そしていまは、自宅でつくことはなく…。
お店で某メーカーの餅を買います。
個包装で保存ができ、煮る・焼く等の調理をせずに、そのままでも柔らかく食べられるものもあります。
簡単に手に入ることから、災害時の非常食としても重宝されています。

年の瀬の風物詩を忘れかけている時代に…淋しい気がします。

文/ワカメ イラスト/しんちゃんパパ


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