アメリカの雑誌、『food&wine』曰く、アメリカのホットワインは、「頭痛を引き起こすほどの砂糖の量、そして煮すぎ。悲惨な評判の飲み物のひとつだ」長い間、おいしいホットワインに出合ったことはないと断言。最近、ようやくおいしいホットワインに巡り会ったらしく、レシピを紹介している。レシピはアメリカ・メイン州ケープネディックのウォーカーズメインレストランのバージョン。スパイスのやさしい香り、甘さは蜂蜜とメープルシロップでほどよく、その結果、冬の間ずっと飲みたいと思う調合だとか。
少しスパイスの種類が多いような気もするが……。
確かにアメリカの飲み物やスイーツは甘い。甘いなら砂糖の量を減らせばと思うけど、どぎつい甘さになれた舌は、やさしい甘さには耐えられないのかもしれませんね。
紹介するレシピはスパイシーな味です。
寒い日にはぴったりのホットワイン。一度お試しを!
次回は、ビーフヴィヨンで作る『ブルショット』をご紹介。お楽しみに。
材料
ワイン……375㎖
スパイス
クローブ……2~3個
八角……2個
シナモン(半分に折る)……1本
ナツメグパウダー……少々
蜂蜜・メープルシロップ……合わせて大さじ2~3
(甘みは好みがあるので味見をして加減)。
オレンジまたはレモンのピール……2本くらい
(よく洗ったオレンジの皮またはレモンの皮のスライス2枚でもOK。
ピールはオレンジまたはレモンの皮を砂糖で煮詰めて乾燥したもの)。
バニラスティック……1/4本またはバニラオイル2~3滴
作り方
1 クローブ、八角、シナモン、ナツメグを、弱火で香ばしい香りが立つまで、混ぜながらから焼きする。
2 鍋にワイン、オレンジピール、バニラビーンズのさや、味をみながらメープルシロップ、蜂蜜を加え、中火で混ぜる。時々かき混ぜながら、15~20分かけて、ゆっくり、沸騰させずにワインを煮詰める。火から下ろし、①のスパイスを入れ、風味が溶け込むまで約30分おく。
※オレンジまたはレモンの皮スライスを使う場合は、苦みや雑味が出るので、飲む前に加えて香りと酸味をプラスする。
3 鍋を中弱火にし、時々かき混ぜながら5分ほど煮る。
4 ③をざるで漉し、グラスにワインを注ぐ。
※蜂蜜とメープルシロップの量は味をみながら加えること。ワインは煮立たせて沸騰させないこと。スパイスの量も好みで加減してください。
レシピ・撮影/upon factory