みそ汁が食卓から消えつつあるって本当?
朝食に手作りのみそ汁を飲む人が少ないようです。
最近は、インスタントの味噌汁で済ませる家庭も多いとか。確かにインスタントみそ汁の種類はもの凄い数です。「インスタントみそ汁」と検索すると、出てくる! 出てくる! すごい数です。
各メーカーが競って販売しています。
と、いうことは、需要がある、人気があるということですね。
みなさんみそ汁を飲みたい、みそ汁の効果は絶大ということを確信している……。
毎日のみそ汁があなたの健康力をアップ!
みその原料は大豆です。栄養的には大豆よりみそのほうが勝れています。
なぜなら、発酵食品だからです。
みそには、大豆蛋白、イソフラボン、不飽和脂肪酸、酵母菌、ビタミン・ミネラル累、メラノイジン、サポニン、メチオニン、コリン、アセチルコリンなど、有効成分が豊富に含まれています。
栄養的に素晴らしいみそですが、いろいろな具材を加えてみそ汁にすると、具材の栄養素も加わって、さらにすばらしい効果を発揮します。
生活習慣病を予防する効果
味噌の原料の大豆には「レシチン」「サポニン」が含まれています。 レシチンには血栓の原因となる悪玉コレステロールの吸収を低下させる効果があります。 サポニンには血糖の上昇を抑制する効果があり、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病を予防する効果が期待されます。
みそ汁の作り方はとても簡単。ぜひ手作りして欲しい。
また味噌汁は不足しがちな野菜をとるのに絶好の献立です。一日、36種の食材をとるのがバランスのよい食生活といわれていますが、これはなかなか大変。でも、味噌汁の具に冷蔵庫の余りものを入れて作れば、一石二鳥。栄養面でも、冷蔵庫のお掃除にも二重丸。
今週から週1回、みそ汁に合う具材の組み合わせに特化した、栄養満点、おいしい「具だくさんみそ汁」をご紹介します。
今週は、「にんじん、大根、たけのこ、絹さやのみそ汁」
初回はオーソドックスなみそ汁を作りました。具材は何でもOKです。ここでは野菜のみを入れましたが、豚肉、鶏肉、冷蔵庫の余り野菜何でも入れて作りましょう。具材から味が出ておいしいみそ汁になりますよ。
材料(2人分)
だし汁……2カップ
味噌……大さじ1強~2
ゆでたけのこ(穂先き部分)……1個
大根、にんじん……各5㎝
絹さや……8枚
作り方
1 たけのこは一口大のくし形、大根とにんじんは5㎝長さ、1㎝幅の薄切りにする。絹さやは筋をとる。
2 鍋にだし汁を温め、①の野菜を加えて煮る。
3 野菜に火が通ったら、味噌を溶き入れる。
春野菜で作れば、食卓に一足お先に春が訪れますね。
レシピ・撮影/upon factory