春が来た! と思う日もあれば、ぶるぶる凍えそうな寒さの日もあったり、気まぐれなお天気の日が続きます。

やわらかい日差しを浴びる日が多いのですが、花粉か飛び交う3月。花粉症の人にとっては地獄の時期。ようやくマスクとお別れできそうなのに、花粉症でマスクは継続。
とはいえ、3月は軽装になってウキウキ気分で過ごせそうです。

3月といったら雛祭り。女の子の幸せと健やかな成長を願ってお祝いをする日です。

雛祭りの起源は…
ひな祭りは桃の花が咲く時期なので、「桃の節句」とも呼ばれます。平安時代、3月3日の巳の日に災いを紙人形に移して川に流す風習がありました。一方、平安時代の貴族の女の子の遊びとして、人形で遊ぶ「ひいな遊び」が流行しました。この二つが結びつき、3月3日の夜に雛人形を枕元に置いて眠り、翌朝、神社でおはらいをしてもらう習慣が生まれました。これが雛祭りの起源だといわれています。


雛祭りの食べ物といったらし餅、ひなあられ、ちらし寿司に蛤のお吸い物。色がカラフルでかわいらしいものばかりです。

ひし餅、桃色、白、緑色のひとつひとつに意味があるのを知っていますか?
桃色は解毒作用のあるくちなしの実、白は血圧を下げるひしの実,綠は厄除けの力のあるよもぎが使われています。子どもたちが健やかに育って欲しいと願が込められています。
ひなあられは関西がまん丸でしょっぱい。関東はお米の形で甘いですよ。

なぜ蛤のお吸い物を添えるの
蛤は2枚の貝殻がぴったりと合い、ほかの貝殻とは決して合わないことから、夫婦和合の象徴とされています。女の子が良縁に恵まれ、幸せになるよう願いを込めたお吸い物です。

・ちらし寿司
春らしく、色鮮やかで華やかな彩りが女の子にぴったりです。具材はえびなど縁起の良いものが多い。雛祭りの定番メニューですね牛乳・ジュースのパックで作るひし型ちらし寿司を作ってみましょう。

お子さんといっしょに工作をするように、ひし型ちらし寿司を作ってみましょう。トッピングは自由自在。華やかな彩りにポイントをおいて、好物の具材でどうぞ。

▲〈上段・左 具材は好みのものを。色がきれいで鮮やかなものがおいしそうに見えます。各酢飯にさくらでんぶ、青のり、ごまを混ぜる③。パックに酢飯を詰める④。スプーンで酢飯を押さえながらパックを抜く④。
材料 2人分
ごはん・・・ 1合分
すし酢・・・ 大さじ2(30cc)
さくらでんぶ・・・ 50g(色をみて加減)
青のり・・・ 大さじ2(色をみて加減)
白ごま・・・ 適宜
牛乳またはジュースのパック>
<トッピング具材>
好みのもので。ここでは甘い卵焼き、サーモン、いくら、えび。きぬさや、椎茸の甘辛煮などをトッピング。色が華やかできれいなものを選んでトッピングすると、でき上がりがおいしそうに見えます。

作り方
① パックをよく洗って乾かし、7センチ長さの筒状に切る。
② トッピングの準備をする。玉子は砂糖を加えて薄く焼き、錦糸卵にする。筋を取ったきぬさやは、さっと塩ゆでにして5㎜幅の斜め切る。えびは殻をむき、塩ゆでにする。トッピングはお好きな具材を用意してください。
③ 炊いたごはんに寿司酢を混ぜて寿司飯を作る。寿司飯を3等分にし、さくらでんぶ、青のり、白ごまをそれぞれに混ぜて冷ます。
④ パックの型をひし形にして皿の上にのせる。青のりごはん、白ごまごはん、さくらでんぶごはんの順に、ごはんを小さなスプーンの裏側で押しながら、高さ1.5㎝くらいに詰める。詰め終わったら、上から軽くごはんを押さえながら崩さないようにパックを抜く。
⑤ 卵焼き、椎茸の甘辛煮、サーモンなど、好みの具材をトッピングして出来あがり。


レシピ・写真/upon factory