2023年3月14日、東京で桜(ソメイヨシノ)の開花が発表されました。
今年(2023年)は新型コロナウイルスによる行動制限が無くなり、お花見を予定されている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、

板橋区内の桜の名所『石神井川の桜並木』

をご紹介します。

区内を流れる石神井川(しゃくじいがわ)両岸約2kmに、約1,000本を超える桜がずら~っと立ち並んでいる景観は圧巻で、『板橋十景』にも選ばれています。

川沿いを散策するのもいいのですが、両岸の桜を一度に楽しめる橋の上からがおすすめです。(^^)b
なかでも旧中山道に架かる「板橋」という橋からの眺めは、人気の高いお花見スポットです。
(この橋自体も『板橋十景』に選ばれています)。

この橋は、地名である「板橋」(今の板橋、上板橋周辺)の由来となった橋と伝えられています(諸説あります)。
橋自体が架けられた時期は不明(平安時代には既にあったという説も…)ですが、
『“板”で造られた“橋”が珍しく、それが口コミで広がり宿場の目印として名前が定着した』
と言われています。

江戸名所図会「板橋駅(いたばしのえき)より一部抜粋 


駅舎の中程を流るる石神井川に架する小橋あり。板橋の名ここに発(おこ)るとぞ。
(訳:板橋宿の中程を流れる石神井川に架けられた小さな橋があり、板橋の地名はこれに由来している。)


さて、解説はこれくらいにして、桜を見に行きましょう! o(^o^)o ワクワク♪

訪れたのは、東京の開花発表から一週間後の3月20日の午後。
おおよそ三分咲き、といったところでしょうか。

江戸時代の面影を彷彿とさせる木目調の欄干(らんかん)と、桜がベストマッチ!
和モダンの雰囲気が漂う、素敵な写真が撮れますよ。
(※車や自転車の交通量が多いので、ご注意ください。)

橋の脇に「石神井川緑道」があるので、ついでに寄ってみましょう!
▲スロープは少し傾斜があるので、ゆっくり降りましょう!

石畳風の遊歩道が特徴的の緑豊かな公園です。
ベンチがあるので、商店街(中宿商店街・板橋本町商店街)でお弁当を買って、ここで食べてもいいですね。
通り抜けできますが、設置されているスロープは狭くて傾斜がキツいので、Uターンをお勧めします。
ちなみに、通り抜けた先は隣の「番場橋(ばんばばし)」です。

板橋区民自慢のお花見スポット、いかがでしたか?
23区の外れにもこんなに素敵なお花見スポットがあるんですよ。
ライトアップも行われますので、機会があったら行ってみてください。

「板橋」周辺 桜ライトアップ点灯 

点灯期間:3月下旬~4月上旬(開花時期に合わせて開催)
点灯時間:18:00~20:00
※実施内容が変更になる可能性があります。


<お願い>
※川沿いの通りは生活道路のため、宴会(座り込み)はできません。
※周囲の迷惑にならないよう、ルールを守ってお楽しみください。


文:なつねこ/撮影:しんちゃんパパ
撮影日:2023年3月20日


【バリアフリー情報】
○エレベーター:都営三田線「板橋区役所前駅」
※行先によって出入口が変わります。
・目黒方面行き(1番線):「A1」
・西高島平方面行き(2番線):「A3」


●板橋
所在地:東京都板橋区本町28-29

●石神井川緑道
所在地:東京都板橋区仲宿49-8
開園時間:9:00~17:00

交通アクセス:「板橋区役所前駅」から徒歩8分