こんにちは、車いすダイバー翔太です。
突然ですが、ここで簡単な自己紹介をさせて下さい。
・名 前:車いすダイバー翔太
(本名ではない!笑)
・障がい名:頸椎損傷で、車いすを使用
(握力及び体幹機能なし)
左足股関節脱臼骨折
(左足が右足より、4cm短い)
・趣 味:スキューバダイビング、サーフィン、
浦和レッズの応援
・モットー:あかるく前向きに。
何事にも、恐れずにチャレンジする。
こんな感じです。
そろそろ、暑さが落ち着いてきて、季節はスポーツの秋に向かってきています。
そこで、特に車いすユーザーの方で最近運動不足だなぁ~とかジム通いもなぁ~…って感じている方はいませんか?そんなあなたに…。
実際に、私が体験した訪問型「トライアルセッション」をご紹介させていただきます。
皆さんは、『ユニバーサルトレーニングセンター』はご存じですか?
ユニバーサルトレーニングセンター
(代表:菅原瑞貴)
障がい者専門のパーソナルトレーニングで、脊髄損傷や脳性麻痺をはじめ様々な病気や怪我などで、車椅子生活になってしまった方々に対してリハビリ、トレーニングを実践。
トレーニングの種類は訪問型のほかには、『オンライン型』もあります。
無料のオンライン相談会
・生活やお身体におけるお悩み相談
・肩こり腰痛対策方法のご提案
・エクササイズやストレッチ方法の指導
・姿勢やダイエット方法のご提案
▲すごく親身になって話を聞いて頂きました。
8月中旬の相談会で、私が数年頭を抱えている。身体の痛みや痺れを、緩和できる方法がなにか見つかるのではないかといった話へ進んでいき、実際に受けてみることにしました。
そして後日、菅原さんが弊社に来て頂きました。
トライアルセッション
個人個人に合わせて身体機能の分析、悩み、生活動作を把握し、長期的な健康を獲得するためのトレーニングを体験。
1:カウンセリング:現在の生活習慣、身体の悩み、健康状況、既往歴などを伺い、目標設定を一緒に行う。
2:身体アセスメント:身体機能障害、麻痺の度合い、筋バランス、柔軟性などを総合的に評価していく。
3:体験セッション:個人個人にあったトレーニングを様々なトレーニングプログラムの中から選択し体験する。
1:カウンセリング
障害の程度や処方薬などの状況をQ&A形式で。
2:身体アセスメント
実際に身体の状態をみていきます。
▲胸を開くストレッチは、普段使わない箇所なので少し痛かったぁ~。
3:体験セッション
総合評価の後ベットに移乗し、トレーニングプログラムを開始していきます。
長いバンドを使用して、菅原さんと私の体を固定して姿勢を正しています。
車いすの背もたれ部分の張り具合を調整中。
最初は、戸惑いましたが意外としっくりしたので、驚きました。
再びベットに移乗して、左足のストレッチ
受傷して約18年!
まさか信じられないことが…。
足と足の間に柔らかいボールを挟み、バンドで両足を固定。
菅原さんが私の腰に手を回し、ゆっくり立っていきます。
菅原さんが、椅子に座り私は立ったままです。
菅原さんの両肩を押しながら…
なんと約18年ぶりに立てましたー。
その後、いろいろインタビューをさせていただきました。
・なぜ事業を立ち上げようと思ったのか?
一般のフィットネスクラブなどは、既往歴(きおうれき)や障害があることで断られたり、対応できるスタッフがいなかったり、継続的に運動できる環境がない。
社会にその受け皿がない、これをなんとかしたいと思い事業を立ち上げました。
・立ち上げた際に、苦労したことはありますか?
サービスの拡大化です。
関東圏以外からも、同じ悩みを抱えている人が多く対応ができず非常に歯がゆい思いをしましたが、現在は、東北や九州などの様々な地域にも的確な身体機能評価ができるシステムを組み込んだオンラインパーソナルトレーニングも開発し、遠方にいても同等のサービスを提供できるようになりました。
・立ち上げて、良かったことはなんですか?
医師から、生活動作や立位・歩行が難しいと宣言されていた多くの人の限界を突破した瞬間、当事者やご家族にとって人生が変わるほどの変化を起こした瞬間を目の当たりにしたことです。
同じ障害や環境で悩み苦しんでいる方にも大きな勇気となります。
私はこのトレーニング体験を通して、無限の可能性にむけ大きな一歩を踏み出してみようと思います。
菅原さん。わざわざ弊社に足を運んで頂き本当にありがとうございました。
訪問型「トライアルセッション」の様子を、
動画でも下記URLにてご覧ください。
https://youtu.be/HKt73BvuIqc
文:車いすダイバー翔太/写真・動画制作:板さん