車いすの男性ライターの写真 

らくゆく編集部・神戸 剛:脊髄損傷(T6-7)
 


あのマキタ製品が車いす生活で大活躍


 DIYが趣味な人やプロユースとして圧倒的な支持を得ているマキタの製品。
 実は車いすユーザーにとっても使いやすいです。
 編集部スタッフ神戸が、車いすユーザー向けの使い方を紹介します。
 


紹介するのは、リチウムイオンバッテリシリーズ(10.8Vスライド)
・充電式クリーナ CL107FDSHW
・充電式空気入れ MP100DSH

バッテリBL1015の写真バッテリを手のひらの上に載せている写真
バッテリBL1015 

 

なぜこのバッテリーなのか?
軽くてコンパクト、そして他の製品に使い回しができる。


 車いすユーザーの私と妻が、掃除機で軽くてコンパクトなものは無いのか?と探してたどり着いたのがマキタの充電式クリーナでした。とても気に入っていて、10年以上使用しています。
 そのほか車いすは、タイヤの空気が減りますよね!そんな時も、同じバッテリーで充電式空気入れが使えます。この空気入れは使いやすいと妻にも好評です!

 ここから製品の使い方を紹介していきます。
 

軽量・コンパクト! 女性でもらくらく使える充電式クリーナー

白くてコードレスなクリーナーの写真幅163ミリ奥行き120ミリ高さ73ミリの黒い充電器の写真
充電式クリーナ
保管するときは、ノズルの凹凸をはめ合わせ、ストラップで市販のフックなどに引っ掛けてください。(取扱説明書より抜粋)

充電器
充電中には赤で、完了すると緑になります。

 


車いすモデルの女性がクリーナーの紐を手首に通して左手で持っている写真 クリーナのストラップを手首に通して使います。

車いすモデルの女性が右手で背もたれをつかみ、前傾姿勢になって掃除をしている写真

 障がい程度で前傾姿勢ができない人は、片手で背もたれをつかみバランスをとり使います。

 リチウムイオンバッテリーは継ぎ足し充電が可能です。
 またゴミはワンタッチでカバーオープンして、紙パックを取り出せるので手が汚れないです。

充電式クリーナ CL107FDSHW
バッテリBL1015・充電器DC10SA付 [約22分充電]
標準小売価格 21,700円(税別)
質量1.1kg(バッテリ含む / ノズル・パイプ除く)
連続使用時間
※パワフル:約10分/強:約12分/標準:約25分
※数値は参考値です。バッテリの充電状態や作業条件により異なります。
標準付属品: 抗菌紙パック(10枚)、ダストバッグ、ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すき間)ノズル


簡単操作で持ち運びがラク!
自分で空気を入れられる充電式空気入れ 

幅235ミリ奥行き74ミリ高さ173ミリの青緑色の充電式空気入れの写真空気入れの空気圧の設定画面の写真
充電式空気入れ空気圧設定例

 車いすのタイヤの側面にある最大空気圧を指している写真

 車いすの車いすのタイヤ側面に適正空気圧が表記してあります。タイヤによって違うので注意してください。
 単位としてPSI、bar、kPaとあり、一般的には最大空気圧の80~90%程度が目安になります。バルブは米式、英式、仏式に対応。

車いすモデルの女性が空気入れを膝の上に置き左側のタイヤに自分で空気を入れている写真

 この空気入れは、設定した空気圧になると自動的に止まり、車いすに乗ったまま入れられるのでとても便利です。
 いろいろな空気入れを使ってみましたが、私はこの空気入れが一番使いやすく気に入ってます。


充電式空気入れ MP100DSH
標準小売価格 22,000 円(税別)
バッテリ BL1015・充電器 DC10SA・ケース付[約22分充電]
標準付属品:米式チャック(本機取付)・英式バルブ用アダプタ(本機取付)
仏式バルブ用アダプタ・ボール用アダプタ・浮き輪用アダプタ


[本体のみ]MP100DZ 標準小売価格 10,700円(税別)
[約22分充電] 質量 1.1kg(BL1015装着時)
標準付属品:米式チャック(本機取付)・英式バルブ用アダプタ(本機取付)
仏式バルブ用アダプタ・ボール用アダプタ・浮き輪用アダプタ

1充電あたりの作業量(目安)
※自転車タイヤ(26インチ):約46回
※BL1015装着時
※数値は空気が入っていない状態から設定圧まで空気を入れた回数の参考値です。バッテリの充電状態や作業条件により異なります。

 このバッテリーは「充電式ブロワ」、「防災用コンボキット」など、その他たくさんのマキタ製品にも使えます。

マキタ製品情報:リチウムイオンバッテリシリーズはこちら⇩
URL:https://www.makita.co.jp/product/li_ion/index108v_slide.html


文:神戸剛 モデル:油利美佐子 写真:山本秀一