車いすで横浜「みなとみらい」エリアの魅力的な眺めと、春景色の中4スポットを読者モデル2人が体験。車いすでのアクセシビリティ情報も入れながら、「みなとみらい」のおすすめ観光スポットを<前編・後編>で、ご紹介します。
スポット1.天空からのぞむ「みなとみらい」いつもと違う良い景色に感動
スポット2.横浜ベイエリアの景色を一望し潮風を感じながらランチが楽しめる
モデルとして体験取材に参加してくれたのは、中田 恵里香さん(40歳・膠原病の混合性結合組織病・肺高血圧症)と、村上 みゆきさん(24歳・脳性麻痺)です。
まずは、JR桜木町北改札出て東口からスタート
▲Gジャンに白いスカートが中田さん<左側>、グレーコートにデニムが村上さん<右側>
天空からのぞむ「みなとみらい」
いつもと違う良い景色に感動
YOKOHAMA AIR CABIN
▲桜木町駅入口
2人が向かったのは、日本初の都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」
JR桜木町駅前と新港地区の運河パークを結ぶ、日本初の世界最先端都市型循環式ロープウェイは、駅舎及びキャビンがバリアフリー構造となっており、だれでも安心して空中散歩を楽しめます。また、最新式バッテリーによる冷房システムやフルカラーLEDなど泉陽興業独自のノウハウと技術を結集した最先端の機能を備え、横浜みなとみらいの上空を移動しながら快適に街の景色を楽しめます。
桜木町駅は1階からエレベーターで2階にあがり、左側に進むとチケット売り場があります。チケットを購入する際は、障がい者手帳を有人窓口で提示すると、本人と付き添いの方(中学生以上)1名までは割引料金にてチケット購入が可能、チケット売り場にはサポートしてくださるスタッフが常にいるので安心です。モデルの2人も手帳を掲示してチケットを購入。
ゲートを通り右側に進むと、目の前にロープウェイが見えてきます。車いすの方が利用する場合は、ロープウェイは一時停止してくれて、ホームとキャビンの間には段差もないのでそのままスムーズに乗り込めます。
実は中田さんは高い所が苦手。ドキドキしながらキャビンへと向かいます。
注1:キャビンに搭乗の際は、車いすの方1名と介助者の同乗が原則になっています。
注2:同乗者がいない場合は、スタッフが同乗することも可能ですので、施設へご相談下さい。
▲高所から見たいつもと違う横浜みなとみらいの景色に村上さん感激
約5分で運河パークに到着。降りる際も、ロープウェイは一時停止してくれるので、降りるときも安心でした。
高い所が苦手な中田さんは、「動き出しの所は思わず声が出ましたが、とても良い景色を見られたし、いつもと違うみなとみらいの楽しみ方ができました」と満足げに語ってくれました。
▲運河パーク駅正面入口
<トイレ情報>
多目的トイレは、桜木町駅は2階のチケット売り場近くにあり、運河パーク駅は1階のチケット売り場近くにあります。
▲桜木町駅2階チケット売り場近くバリアフリートイレ
▲運河パーク駅1階チケット売り場近くバリアフリートイレ
YOKOHAMA AIR CABIN HP
URL:https://yokohama-air-cabin.jp/
山下公園までの移動は
海外旅行気分の連節バスで
さぁ~次に向かう2つ目スポットへ移動開始!
自走+ベイサイドブルーバスでの移動予定しているバス停へ向かいましょう!
①運河パーク駅正面入口を出て右 港三号橋梁 方向40mほど直進します | ②港三号橋梁手前を右京浜フェリーボート ピア運河パーク営業所方向へ70mほど進み |
③左 アニヴェルセルみなとみらい横浜アニヴェルセルみなとみらい横浜から、よこはまコスモワールドを横目に歩道沿いを160mほど進みます | ④カップヌードルパーク入口交差点手前で直進すると中央分離帯が盛り上っていたので、一旦右側 横浜ワールドポーターズ側歩道へ渡ります |
⑤そして国際大通りを渡り | ⑥カップヌードルミュージアム横浜側向い側の歩道へ渡ります |
⑦カップヌードルミュージアムパークの方向へ歩道沿い70mほど進み | ⑧カップヌードルミュージアムパーク左手に右方向へ歩道沿いに100mほど進むと、カップヌードルパークハンマーヘッド入口バス停があります |
▲カップヌードルパークハンマーヘッド入口バス停でしばしの休憩
カップヌードルパークハンマーヘッド入口バス停から横浜市営ベイサイドブルーバスに乗車。移動の時でも運転手さんのアナウンスで、横浜の歴史ある建物見られて、観光気分も味わえました。
▲連結バスが初めてだったので、期待でワクワク!乗るのが楽しみ~!
大さん橋入口のバス停を降りて右方向へ歩道を20mほど進み右側へ曲がれば2つ目スポットはもうすぐです。
<カップヌードルパークハンマーヘッド入口バス停近く公衆バリアフリートイレ>
横浜ベイエリアの景色を一望し
潮風を感じながらランチが楽しめる
THE WHARF HOUSE
YAMASHITA KOEN
2023年4月14日(金)にリニューアルオープン。
横浜の夜景と海が見える山下公園の最西端にあるレストランには、『カフェ、レストラン、足湯やBBQ、横浜生まれのギフトショップ』などがあります。開放的なテラスでは、みなとみらいやベイブリッジなどの風景が。昼は湾内を出入りする船を眺め、夜はベイエリアの夜景が一望でき、さまざまな楽しみ方ができるスポットです。
この日は、天気がよかったのでテラス席でちょっと早目のランチ
人気メニューの中で、村上さんは『オリジナル ハンバーグプレート』中田さんは『スパゲッティ ナポリタン』を注文。2人はお互いに注文した料理をシェア。料理もテラス席もオシャレだし、提供までの時間も程よく、気持ちの良い時間を過ごすことができました。
店内は、開放的でアメリカン風な造りになっており、外にでると目の前が海!天気がいい日は10時から11時の間に行くとテラス席で食事ができると思うのでオススメです。
入口入って、左側に行くと横浜生まれのお土産屋さんもあります。
<バリアフリートイレ(山下公園公衆トイレ第1)>
THE WHARF HOUSE YAMASHITA KOEN HP
URL:https://wharfhouse-yokohama.zetton.co.jp
文:高瀬 翔太(頸椎損傷)写真:渡邉 誠/板倉 英人