2025年3月8日(土)有楽町 Sushi Tech Squareにて
TOKYO FORWARD TOKYO2020 レガシー展第7回トークショー
陸上坂井選手の強さの秘密を聞き出します

登壇者とミライトワ、ソメイティが走るポーズで記念撮影
ハリー杉山さん、坂井隆一郎選手、じゅんいちダビッドソンさんがナンバーワンのポーズで記念撮影

 陸上坂井隆一郎選手、じゅんいちダビッドソンさん、MCハリー杉山さんが、スポーツの魅力を語りました。坂井選手の強さの秘密で盛り上がり、今年、東京で行われる二つの世界大会に期待が高まりました。

坂井隆一郎選手

坂井隆一郎選手の戦績
男子100mで2023年2024年日本選手権を制覇。パリ2024大会の男子4×100mリレーでは5位入賞

じゅんいちダビッドソンさん

じゅんいちダビッドソンさんの戦績
フィンスイミング2016年ワールドカップマスターズで銀メダル獲得
じゅんいちダビッドソンさん(じゅ):まさか、じゅんいちとして、スポーツイベントに呼ばれるとは思わなかった

MCのハリー杉山さん

ハリー杉山さん(杉):TOKYO2020のマラソンで日本人が先頭を率いた場面は超絶ムネアツ。今年もそういうシーンが期待されます。 
筋肉の付き方とか、形とか、非常に興味あります

タイトル 自分流、陸上競技の見方

杉:いつから陸上に興味を持ちましたか
坂井選手(坂):小学生、中学生のころから、いつでも一番でした
じゅ:陸上競技の面白さはどこにあると感じていますか、100m走は10秒で終わっちゃうじゃないですか
坂:世界で一番速いから

2009年ベルリン大会での男子100m決勝で9.58秒の世界記録を出したウサイン・ボルト選手の歩幅は2.86mでした

ウサイン・ボルト選手の歩幅
 実際のボルト選手の歩幅でマットに標された足跡までジャンプして、その歩幅を体感しました。登壇者に加え、来場者の中から小学生と中学生が挑戦しました。

ボルト選手の足跡がプリントされたマット
正解者に渡されたサイン色紙を持つ坂井選手

 歩幅当てクイズにみごと勝利した中学生は、陸上競技をしている方でした。あこがれの陸上競技坂井選手と握手して、登壇者3名のサイン色紙のプレゼントを受取り、感激しているようでした。
じゅ:俺らのサインはいらんやろ、無い方がええやろ

タイトル 坂井選手の速さのひみつ
ストレッチしないの?と質問を受け苦笑いする坂井選手

杉:競技前どんな準備をしますか、ストレッチとかは?
坂:ストレッチはしません
じゅ:え?しないの?
坂:いや、しないですね
じゅ:せいや!
杉:でも、そこから、あのロケットスタートが生まれるのかもしれませんね

*後ほど 交代浴やマッサージを受けていることが分かりました。
じゅ:じゃあ、坂井選手は交代浴中心でケアをしているということで。

坂井選手のトレーニング公開
陸上競技で使用するハードルを二つ並べて、その間に体を浮かせ、足を激しく上下させる。

陸上競技に使うハードル二つを並べて不思議がるハリー杉山さんとワクワク顔の坂井選手

登壇者二人もやってみることに、、、
じゅ:これで足を上下に…。これで足を上下に…。これで足を…。
杉:何回言うのですか?

*普段の身体の準備も「自分らしさが強さの秘訣」のようです

坂井選手と同じ動きが出来た杉山さん
本当にやるのか立ったり座ったりするじゅんいちダビッドソンさん

世界陸上マスコット「りくワン」
陸上競技のポーズを組み入れたダンスを披露しました。
杉:足の筋肉がすごい
じゅ:あれは相当鍛えていますね

りくワン手を広げる
りくワン両手を上げる
りくワン右手こぶしをあげる
りくワン体を後ろにねじる

最後にひとこと

登壇者たちじゅんいちダビッドソンさんはサングラスをかけて決め台詞

坂:100mでは9秒台、4×100mリレーではメダルが目標です。
じゅ:東京で世界大会が開かれるこの機会を盛り上げることが、この国の伸びしろですね。
杉:世界陸上、デフリンピック、観戦、応援よろしくお願いします。


感想 世界大会ではアスリートの成績やメダルの獲得数は気になりますが、一人ひとりの特徴ある行動や個性や考え方にも興味が湧いたトークショーでした。障害のあるなしに関わらず、大会を観戦して、アスリートを応援したいです。


TOKYO FORWARD 2025 は 2つの国際スポーツ大会を通して、スポーツの素晴らしさや互いを認め合う大切さを伝え、みんなが輝くインクルーシブな街・東京を目指します

東京2025世界陸上
 世界陸上は、ワールドアスレティックス(WA)が主催し、2年に一度開催されます。東京での開催は1991年大会以来34年ぶり、日本での開催は2007年の大阪大会を含めて通算3回目。
 WAに加盟する約210か国・地域から約2,000人の選手が出場する、陸上競技ではオリンピックと並ぶ世界最高峰の大会です。
日程 2025年9月13日〜21日(9日間)
会場 国立競技場ほか(マラソン、競歩は都内で実施)
種目数 全49種目
東京2025世界陸上財団公式サイトはこちら
 

東京2025デフリンピック
 デフリンピックは、4年に一度開催される、デフ(聞こえない・聞こえにくい)アスリートのための国際スポーツ大会です。競技場に入った時点から、補聴器等の使用は禁止され、競技運営に国際手話のほか、スタートランプや旗などを利用した視覚による情報保障を行います。
 日本では初開催となり、70〜80か国・地域から約3,000人の選手が出場します。
日程 2025年11月15日〜26日(12日間)
会場 東京都内会場(東京体育館ほか)、福島県、静岡県
競技数 全21競技
全日本ろうあ連盟公式大会ポータルサイトはこちら


TOKYO FORWARD TOKYO 2020レガシー展は2025年3月23日まで開催

TOKYO FOWARD TOKYO2020レガシー展

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写真/小川陽一、寺川健一(四肢障害)