まぜこぜ一座・月夜のからくりハウス
『楽しい日本でSHOW!?』
2025年7月27日(日)
会場:渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール

冒頭の写真はフィナーレで
御年80歳のサプライズで涙するマメ山田さん

「まぜこぜ一座」は2017年に旗揚げし、義足や車いす使用者、自閉症、視覚・聴覚に特性のあるプロのパフォーマーたちが一体となった歌、踊り、芝居のステージを披露してきました。その革新的な試み「月夜のからくりハウス」を毎年続けています。
 今年は本公演と併せて、映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』が絶賛上映中。 バリアフリー字幕付き。音声ガイドはスマホアプリ「HELLO! MOVIE」にて対応。是非とも映画館へ足をお運びください。U-NEXT、Amazon prime Video 他で、7/27から配信が始まりました。


関連リンク

予告編
「まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとまつり~」公式サイト
Get in touch公式サイト
 



目 次


一般社団法人Get in touch提供のフライヤー
上演ハイライト
来場者の感想
Get in Touch スタッフのお話
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 一般社団法人Get in touch提供のフライヤー

月夜のからくりハウス チラシの表面 義足・自閉症・車いすダンサー・全盲のシンガー・依存症・ドラァグクイーン・こびとなど各ジャンルで活躍する魔訶不思議なパフォーマーたちが繰り広げるエンターテインメントショー

 

チラシの裏面 東ちづるさんら出演者の一覧と、キャッチコピー 世界で唯一無二の1年に1度の「みせ物ショー」(みせ物の「み」は魅力の「み」)から始まる演目の解説が書かれている

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上演ハイライト

左から
東ちづるさん(俳優、まぜこぜ一座・座長)
マメ山田さん(日本一小さい俳優、手品師)
三ツ矢雄二さん(声優、マルチクリエイター)
鮮やかな衣装に身を包んだMCが登場し、会場の注目を一身に集めていた。その個性的なファッションと軽快なトークで、イベントを盛り上げた。
 

悠以さん(両声類のシンガーソングライター)
美しい両声を巧みに使い分ける歌唱が披露されると、会場からは驚きの声が上がった。その圧倒的な表現力に、観客は思わず引き込まれていた。
 

YANO BROTHERさん(ガーナ&日本MIXのヴォーカル・ユニット)
ステージに響き渡るクールな歌が、会場の空気を一変させた。その洗練されたパフォーマンスに、観客も魅了された様子だった。
 

左からタダフジカさん(ギタリスト)
月乃光司さん(こわれ者の祭典代表)
自作の絶叫詩という深刻なテーマを扱いながらも、巧みな演技力でコミカルに表現。観客は思わず笑いながらも、その奥に隠されたメッセージに耳を傾けていた。
 

左から
光陽師想真さん(自閉症ダンサー・狐神舞)
尾上秀樹さん(三味線)
三味線の力強い音色と狐神舞の躍動感あふれる舞が見事に融合したステージ。お二人のパフォーマンスは圧倒的な存在感を放ち、会場を魅了した。
 

かんばらけんたさん(車いすのダンサー)
GOMESSさん(ミュージシャン)
ステージでは、ダイナミックな車いすダンスと魂のこもったラップが見事に融合。そのエネルギッシュなパフォーマンスに、会場の誰もが圧倒された。
 

左から
エスムラルダさん(ドラァグクイーン)
ちあきホイみさん(歌手、女装)
2人の奏でるハーモニーはまるで会場全体をやさしく包み込むよう。観客はその美しい調和に酔いしれてました。
 

左から
佐藤ひらりさん(全盲のシンガーソングライター)
小源寺亮太さん(世界チャンピオンポールダンサー)
澄み渡る歌声と、しなやかで力強いポールダンスが舞台上で美しく絡み合い、まるで夢のようなひとときを作り出した。会場は、その圧倒的なコラボレーションに引き込まれていった。
 

左から
佐藤ひらりさん
大前光市さん(義足のダンサー)
美しい歌声とダンスが織りなす舞台は、まるで一編の詩のよう。フィナーレで静かに退場する姿に、会場中が心を揺さぶられた。
 

SOCIALWORKEEERZ(DANCE FOR SOCIAL INCLUSION)のみなさん
軽快なテンポの楽曲が披露されると、会場の雰囲気は一気に盛り上がりを見せた。観客たちもリズムに合わせて手拍子を送り、熱気に包まれていた。
 

SAYURIさん(ベリーダンサー)
ステージで披露されたベリーダンスは、妖艶な美しさと同時に力強さも兼ね備えたパフォーマンスだった。観客はそのしなやかな動きと情熱的なエネルギーに圧倒されていた。
 

左から
西垣恵弾さん(闘うバイオリン弾き)
えびさわなおき。さん(アコーディオン)
バイオリンとアコーディオンによる共演が披露されると、会場には美しい音色が響き渡った。両楽器が織りなすハーモニーが、観客を魅了した。
 

森田かずよさん(ダンサー、俳優)
まるで言葉を持たないメッセージのように、力強いダンスが心に響いた。ステージから放たれる熱い想いが、会場を包み込んだ。
 

フィナーレ
アップテンポなリズムに合わせて、出演者と観客が一体となって踊る光景が広がりました。手拍子や歓声が響き渡り、会場全体が熱気に包まれました。参加者の中には即興で踊り出す人も現れ、最後まで笑顔の絶えないフィナーレとなりました


障がい者とその介助者のために様々な配慮がありました。
◆手話通訳・文字通訳・バリアフリー音声ガイド付き、聴覚障害者優先席・車椅子スペース
◆視覚障害者向け音声ガイドを聞くための専用機器の貸出し
◆車椅子使用の方は、移席しての鑑賞も可能
◆介助者同行の場合は「車椅子スペースチケット」を2人分購入して当日受付にて障害者手帳を提示すれば、介助者1名様分は返金されます。

車いす用特設スロープ。ステージの前に車いす席がありました。演出でも使用されていました。

スロープを登るときは係りの方が介助してくれました。

車いすスペース。他にもたくさんの車いすスペースがありました。

配布されたリーフレットの内容をデジタルリーフレットとして入手できます。テキストを音声に変換すれば目の不自由な方にもリーフレットの内容がわかります。

受付で音声ガイドの貸出しが受けられます。

音声ガイドの裏側。左のプラス(+)、右のマイナス(ー)で音量調整、真ん中の三角(▷)で音声ガイドON、OFFが出来ます。

MCがトークしているときは両脇に手話通訳がいます。

公演中は上手側に手話通訳がいます。

舞台で話している言葉は手話通訳の下の画面で文字起こしされています。

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来場者の感想

「もう、感動した」
「爆笑、激白、美しさ、高い芸術性、色々詰め込まれてました」
「こんな病気なんかに負けてられないわ。大変だ、大変だって言ってても何もできないもの」
「感動で涙が止まりませんでした。来年も絶対来る」

終演後の会話。

ボールダンサーの小源寺亮太さん「いかがでしたか」
らくゆく編集者「喜怒哀楽で心がぐちゃぐちゃです」
小源寺亮太さん「まぜこぜですから」
 

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Get in Touch スタッフのお話

「車椅子席が少ない時は、スロープを作ったり椅子を抜いたりしております。このような工夫で、車椅子でもエンターテイメントを楽しむことが普通になると良いなと思っております」

 

主宰:一般社団法人Get in touch
 誰も排除しない「まぜこぜの社会」を目指し、アート、音楽、映像、舞台などのエンターテインメントを通じて活動を展開しています。
Get in touch公式サイト

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写真 小川 陽一/文 大道寺 清