東京都は、本年11月に記念すべき100周年大会として行われる「東京2025デフリンピック」、来年10月開催の「第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)」の成功に向けて、企業の取組への期待が高まっている中「企業と社員の心をつなぐパラスポーツの魅力」をテーマとした講演・事例紹介を開催しました。
本カンファレンスでは「東京2025デフリンピック」、「第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)」の基調講演を行うとともに、積極的にパラスポーツの普及・支援をしている4企業の好事例を紹介し、パラスポーツへの関わりが社員やビジネスにもたらす好影響について考えます。
■基調講演
① 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団 デフリンピック準備運営本部
東京都スポーツ推進本部国際スポーツ事業部
![]() 板倉 広泰氏 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団 | ![]() 横山 智行氏 東京都スポーツ推進本部国際スポーツ事業部 |
東京2025デフリンピックに向けた準備状況と都の取り組みについて講演しました。大会概要やこれまでの準備状況とともに、各協賛企業の東京2025デフリンピックとの関わり方や、共生社会の実現に向けた都の取組について紹介しました。
② 公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会

井田 朋宏氏 公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会 事務局次長
愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会 ~大会概要及びパラスポーツの価値~について講演しました。
2026年10月に開催される愛知・名古屋アジアパラ競技大会の概要とパラスポーツの特徴を紹介し、誰もが公平な機会を享受できる共生社会について考える一助とする考えを伝えました。
■事例紹介
① 株式会社JTB

安達 裕介氏 株式会社JTB ツーリズム事業本部スポーツ・エンタテイメント共創部アジア競技大会統括担当部長
パラスポーツのチカラと意識改革~パラスポーツへの取組で得た社内外エンゲージメントの浸透~について講演しました。
JTBのパラスポーツへの取組や、東京2025デフリンピック、第 20 回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)・第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)等への協賛を通じた社内外でのパラスポーツへの意識変化とエンゲージメントの浸透、さらに障がい者雇用と活躍の事例を紹介しました。
② あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
![]() 松元 卓巳選手 福岡支店 種目:デフサッカー男子 | ![]() 渡邊 英隆氏 広報部コーポレートスポーツ・コミニケーショングループグループ長 |
全社員一丸となって取り組むスポーツ支援 ~スポーツを通じた社会的価値創造~について講演しました。
競技と仕事の両立・引退後も継続雇用するアスリート雇用の紹介、所属アスリート20名(うちパラアスリート14名)の応援を通じた社員の一体感やウェルビーイングの醸成・向上、自治体と連携した体験会の実施や所属アスリートの小中学校での体験授業・講演によるファン拡大・キャリア創出などの地域貢献活動について紹介しました。
③ 住友電設株式会社
![]() 長谷山 優美 選手 | ![]() 古島 啓太 選手 |
![]() 堀内 佐 氏 | ![]() 永橋 学 氏 |
デフアスリート支援を通じたDEIの更なる向上について講演しました。
デフアスリートの仕事と競技の両立の支援、デフスポーツ全体への支援等を通じて、誰もが働きやすい組織風土の醸成に取り組む事例を紹介しました。
④ 株式会社ゴールドウイン
![]() 鈴木 孝幸 選手 | ![]() 坪井 修 氏 |
従業員の多様性を推進するパラスポーツ支援について講演しました。
パラアスリートのウエア開発を通じて、鈴木孝幸をはじめとした日本代表選手と社員とのコミュニケーション・相互理解の事例を紹介しました。
写真:寺川 文:小川