松江城の見学後、本来なら宍道湖の夕日を楽しむ予定でしたが、あいにくの曇り空。それでも松江城で開催されていた雲海イベントに惹かれ、夜までたっぷりと散策して歴史のロマンに浸りました。
次なる目的地は出雲市にある出雲大社へ。近くの道の駅(道の駅大社ご縁広場)で車中泊して翌朝に備えます。朝方、激しい雨に見舞われ不安もありましたが、参拝のタイミングで雨が上がり、澄んだ空気の中で3度目となる出雲大社をじっくりと参拝できました。

 



神々のご縁に触れる、出雲大社と都稲荷社を巡る

  • 出雲大社(神楽殿)
    駐車スペースからまずは神楽殿へと足を運びました。荘厳な佇まいに圧倒される一方、左手に車いすでも利用できるスロープが設置されていることに、今回初めて気づきました。三度目の訪問ながら、バリアフリーへの配慮を実感でき、心温まる思いです。静かに手を合わせてお参りした祈りの内容は胸の内に留めておきます。

    出雲大社の大きなしめ縄が印象的な神楽殿。多くの参拝客で賑わっています
    神楽殿の左側にある車いす通路
    神楽殿の左側にスロープがあり、中に入れます

    神楽殿から拝殿へと歩みを進めると、神々しい雰囲気と豊かな自然の癒しが心にしみわたります。境内を包む静寂と、木々の緑がもたらす清々しさに身も心も浄化されるような思いがしました。神聖な空気を感じながら、一歩一歩ゆっくりと参道を進みました。

    素鵞川(そががわ)の左側が神楽殿。右側が出雲大社境内。朝方、激しい雨が降っていたので流れが早い
    出雲大社境内から見える山々。少し靄(もや)がかかってます
  • 縁結びの碑周辺(うさぎ像)
    松の参道を散策していると、鳥居の近くにたくさんのうさぎの像が目に留まりました。これらは日本神話『古事記』に登場する「因幡(いなば)の白うさぎ」の物語に由来し、大国主命(おおくにぬしのみこと)が白うさぎを救ったこと、そして八上姫(やかみひめ)との縁結びを助けたことから、縁結びのシンボルとして親しまれています。出雲大社の境内には、かわいらしいうさぎの石像やブロンズ像が数多く設置されており、参拝者はうさぎを探しながら境内を巡るのも楽しみのひとつです。古の物語が息づく境内で、うさぎの姿が縁結びのご利益を感じさせてくれます。

    かわいらしいうさぎの石像が、訪れる人々を優しく迎えています
    酒樽をかたどった石像と、かわいいうさぎが並ぶ「日本酒の発祥地」を象徴するモニュメント
    石の台座の上に並んで座る、可愛らしいウサギの石像が三体。ほほえましい表情で、ほっと心和む風景です
    石の台座の上で、両手を口元に寄せて可愛らしく座るウサギの石像。自然の中で、ほっと心が和むひとときを演出しています
  • ムスビの御神像
    出雲大社の銅鳥居の手前右側には「ムスビの御神像(ごしんぞう)」が設置されています。「ムスビ」とは、人や物事を結びつける神聖な力で、縁結びの象徴として信仰されています。このブロンズ像は両手を天に広げ、「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」を授かる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の姿を表現しており、1986年に寄贈されたものです。古事記に伝わる神話をもとに大国主大神がさまざまな縁を結ぶ「ムスビの大神(おおかみ)」として崇められる由来を象徴しています。参拝者は、この御神像の前で良縁や人との結びつきを願い、祈りを捧げています。

    幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)
    大国主神が両手を上げて幸魂奇魂から「おかげ」を受け取り、縁結びの大神になったシーンを表している
  • 都稲荷社
    出雲大社の境内から少し離れた場所に、「都稲荷社」が静かに佇んでいます。このお社では、宇迦之御霊神(うかのみたまのかみ)、佐田彦神(さたひこのかみ)、大宮能売神(おおみやのめのかみ)、田中神(たなかのかみ)、四神(ししん)の五柱の神様が祀られています。特徴的なのは、参拝する際に自分で門を開いて入るという点で初めての体験でした。社へ続く道は砂利敷きとなっており、参拝を控えましたが、厳かな雰囲気が周囲に漂う特別感のあるお社でした。

    都稲荷社。厳かな雰囲気が周囲に漂う社でした



新鮮な海の幸に舌鼓、道の駅キララ多伎で味わう出雲の恵み

出雲大社周辺で昼食をとろうとしましたが、どのお店も多くの人で賑わい、あいにくの雨にも見舞われたため、次の目的地へ向かいがてら「道の駅キララ多伎」へ足を伸ばしました。そこでいただいたのが、新鮮な海の幸を使った料理。日本海の恵みを味わいながら、地元ならではの味覚を存分に楽しむことができました。

 

うどん、ミニ海鮮丼、天麩羅ともに美味しかったです

▲天麩羅付きうどんセット(2050円)


 
出雲大社 バリアフリー情報

<駐車場>

①出雲大社大駐車場 (外苑駐車場)6:00~20:00 無料
出雲大社が管理する駐車場。本殿、神楽殿に一番近いため、短時間で参拝するのに便利です。
出雲大社の参道入口である勢溜(せいだまり)から参拝するためには、坂道を上がる必要があります。
バリアフリースペースは3台分確保されています。

②勢溜東駐車場(思いやり駐車場)24時間 無料
国道431号線沿い、古代出雲歴史博物館前、浄の池のそばに「勢溜東駐車場(思いやり駐車場)」があります。
駐車スペースは十分な広さが確保されており、ゆったりと車を停めることができます。また、「思いやり駐車場」のすぐそばにはスロープが設置されているため、車いすやベビーカーをご利用の方でも安心です。スロープを利用して進むと、「松の参道」の鳥居前までスムーズにアクセスできます。利用者に配慮した、快適な参拝環境が整っています。
他にも駐車場があります。

勢溜(せいだまり)東駐車場(思いやり駐車場)
思いやり駐車場のスペース。広々としています
思いやり駐車場にあるスロープ。スロープに沿って行くと松の参道の鳥居前へ行けます

<トイレ>

  • 大駐車場付近
    オスメイト対応流し:有 オムツ台:有

    大駐車場付近のバリアフリートイレの外観
    扉はガラス張りで右から左へ開きます
    トイレに入って左側はこのような感じ。左手前にストメイト対応流しがあります
    トイレに入って正面はこのような感じ。右側にオムツ台があります
  • 祖霊社付近
    オスメイト対応流し:有 オムツ台:有

    祖霊社付近のバリアフリートイレの外観
    扉は右から左へ開きます
    トイレに入って左側はこのような感じ。左側にストメイト対応流しがあります
    トイレに入って正面はこのような感じ。右側にオムツ台があります
  • 会所付近

    オスメイト対応流し:無 オムツ台:有

    会所付近のバリアフリートイレの外観
    扉は左から右へ開きます
    正面はこのような感じ。中は広々としています
    トイレに入って右側にオムツ台があります
  • 浄の池付近
    オスメイト対応流し:有 オムツ台:有

    浄の池付近のバリアフリートイレの外観
    中に入って左側はこのような感じ。左側に小さい洗面台があります
    正面はこのような感じ。右奥にストメイト対応流し、右手前にオムツ台があります


心洗う出雲の旅路を終えて、出会いを求めて

出雲路を巡って、出雲大社から都稲荷社までは神聖な空気と豊かな自然に包まれ、心洗われる時間を過ごすことができました。山々に囲まれた静けさと雨に濡れる風景がさらに特別な雰囲気を醸し出していました。途中の道の駅キララ多伎では、日本海ならではの新鮮な海の幸も堪能でき、旅の思い出がまたひとつ増えました。名残惜しく出雲路を後にして次の目的地へと向かいます。次はどんな出会いが待っているのでしょうか。どうぞご期待ください。
 

※詳しい詳細に関しては下記HPをご確認願います
<出雲大社HP>

<道の駅キララ多伎HP>
 

写真/文:大ちゃん
 


<自己紹介>
◯ハンドルネーム/大ちゃん(大仏ガンタンク)
◯年齢/46歳
◯障害名/胸椎損傷 30年車いす使用
◯移動手段/車いす(自走)と車
◯趣味/横浜F・マリノスサッカー観戦
    ダーツ
    お城、お寺、神社、道の駅、夕陽巡り
◯座右の銘/明るく、楽しく、一日ひと笑い
      弱気は最大の敵
 



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