TOKYO 2025 DEAFLYMPICS 開会式

11月15日に行われたデフリンピックの開会式の様子をレポートします。

会場となった東京体育館と青空がきれいに広がっています

会場となった東京体育館 デフリンピック100周年にふさわしく注文したかのような美しい青空が広がっていました。


 式典前プログラム

 

開会式の始まる約2時間前、ヘブンアーティストによる式典前プログラムが開催されました。
*ヘブンアーティスト事業は、東京都が実施する審査会に合格したアーティストに公共施設や民間施設などを活動場所として開放し、都民が気軽に芸術文化に触れる機会を提供していくことを目的としています。

旗を持ちながら一輪車にのるパフォーマンス

一輪車サーカス

たくさんのフラフープを持って踊るパフォーマンス

フラフープ

7つのけん玉を縦に重ねけん玉に成功しました

けん玉

台の上に太いパイプを載せその上に立ち上がりました

アクロバット

式典プログラム


 選手団入場

だいこん連がサポートを行い、プラカーダーは渋谷区立原宿外苑中学校と東京都立中央ろう学校の生徒が務めました。
大会には81ヵ国と3地域から3,081名が選手エントリーしました。
選手の参加できる喜びと大会への期待に満ちており、素晴らしい入場シーンとなりました。

だいこん連(阿波踊り)が入場をサポートしました。白地に黄緑の着物がきれいです

だいこん連(阿波踊り)

渋谷区立原宿外苑中学校と東京都立中央ろう学校の生徒が制服を着て、プラカーダーを務めました。

生徒によるプラカーダー

フランス共和国の男性2人で旗を持って入場してきました

フランス共和国による入場で始まりました

バーレーン国の男性は白の衣装、女性は赤の衣装で入場しました

バーレーン国

先頭の女性が後ろ向きで旗を振っています。衣装は国旗の色の緑と紺です

ブラジル連邦共和国

中国の選手団は赤の上着と黒のズボン

中国人民共和国

男性が高々と国旗を振っています。上着の色は国旗の赤と白で、ズボンは黒でサイドに赤のストライプがあります。

トルコ共和国

短髪の男性が国旗を振ってます。ユニフォームは紺色の上着でズボンは青系ジーパンです

アメリカ合衆国

日本選手団入場

先頭は旗手を務めるデフ空手の小倉 涼選手でした。
練習の成果を存分に発揮して頑張ってください。期待してます!

日本選手団、デフ空手の小倉 涼選手が先頭で国旗を持っています。衣装は赤系のジャージに黒いズボンです
日本選手団、両手を振っていたり、片手にカメラ・スマホを持っている人もいます1
日本選手団、両手を振っていたり、片手にカメラ・スマホを持っている人もいます2
日本選手団、燃えろALL JAPANの旗を3人で持って行進してます


 

4人で騎馬戦の形で行進して盛り上げています

挨拶、開会宣言、デフリンピック旗掲揚

手話を交えながら挨拶してます

全日本ろうあ連盟理事長 石橋 大吾氏

きれいな水色のジャケットを着て挨拶しています

東京都知事 小池 百合子氏

紺色の衣装を着て挨拶しています

内閣総理大臣 高市 早苗氏

秋篠宮皇嗣殿下が挨拶しました

秋篠宮皇嗣殿下

ICSD会長アダム・コーサ氏が手話を交えて開会宣言をしました

開会宣言 ICSD会長アダム・コーサ氏

デフリンピック旗掲揚

光のリレー~想いを光に託して~

各地で灯された光をランナーが1つに束ね、選手たちへのエールとして点灯します。
観客も応援アプリの「スマホdeエール」を活用し参加型の応援をしました。

選手を交えて14人で光る玉を持っています
15人の光がモニュメントに光の柱が点灯しました

選手宣誓、国旗掲揚、国歌斉唱

男女二人の選手が手話を交えて選手宣誓をしました

選手宣誓

緑の衣装にオレンジ色の帽子をかぶった7人の子供たちが国旗を持ってきました
国旗掲揚をしています

 

国歌斉唱 一青窈氏 江副悟史氏

アーティスティックプログラム「100年の1日」

自転車の横に立つ茶系の衣装の大橋氏

共同演出・出演 大橋 弘枝氏

黄色いまぶしい光の中で男女が踊っています

 

人が入れるほど大きな四角い箱のまわりで白地の衣装で踊っています
観客スタンドの通路で舞台と呼応するかのように踊るダンサーのシルエットが影のように見えます

デフリンピックは、100年の歴史で、デフアスリートの夢を育み、国を越えて繋がりを築きました。この節目は過去を称え、未来への希望を繋ぎます。タイトル「100年の1日」は、この瞬間を凝縮し、象徴として伝えます。
観客席の通路にも舞台と呼応するかのようにパフォーマンスが繰り広げられ、国・人種・性別・障がいの垣根が消えた瞬間を立ち会うことができました。
デフリンピックの競技は11/15~11/26まで開催されます。入場料は無料ですので選手たちの応援に足を運んでみてください。

詳しい情報は下記のリンクを参照願います。

文:小川 写真:寺川・小川

 

TOKYO 2025 DEAFLYMPICS