11月19日に東大和グランドボウルでデフリンピック2025ボウリング男子シングル決勝が行われました。
ラウンド1を勝ち上がってラウンド2に進出した戸羽康之(とばやすゆき)選手。当日の様子をお届けします。


目次


ラウンド2の進め方

ラウンド2は、予選で勝ち上がった24名が4つのグループに分かれ、各グループ内で一対一のバトル形式で総当たり戦を行います。各グループは6名なので各人5試合行います。相手に勝てば勝ち点3、引き分けは1、負けは0。全5試合の合計点が最も高い1名が準決勝に進出するという流れでした。相手よりスコアが高いことのみが求められる形式であるため、相手を打ち負かすことのみに集中する強いメンタルが求められます。

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戸羽康之選手の紹介

戸羽康之(とばやすゆき)選手は岩手県陸前高田市出身。宮城県気仙沼市にボウリング活動の拠点を置く、1970年5月5日生まれの55歳。
3歳のときに感音性難聴で耳がほとんど聞こえない状態に。ボウリングは23歳から始め、2017年からは練習拠点を気仙沼に移しました。
2021年のデフリンピックブラジル大会で日本代表に選ばれていましたが、コロナの影響で日本デフボウリング協会は大会出場を断念※1。それだけに今回の日本代表決定は嬉しかったと思います。

戸羽選手は4種目(男子シングル、男子ダブルス、男子団体、混合団体)に出場することになっており、最初の種目がこの男子シングルでした。

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会場・競技の様子

戸羽選手はグループAで、競技は11:00開始となりました。

BIGBOX東大和の外観

東大和グランドボウルがある「BIGBOX東大和」

ラウンド2の対戦表

グループAのプレイヤー。戸羽選手はラウンド1で8位だったことがわかります

競技開始前の会場

レーンを見定める戸羽選手

準備体操をするドイツ代表選手たち

戸羽選手が上半身のストレッチをしている様子

入念に体を整える戸羽選手

観客と手話でコミュニケーションを取っている様子

戸羽選手が落ち着いた表情をしているバストアップ

開幕直前のリラックススマイル

戸羽選手の投球のモーションを捉えた写真

練習投球開始!

第一戦開始前。台湾のシエ・ションフー選手とハイタッチ

球を両手に持ち、投球フォームに入る前の戸羽選手

ラウンド2が始まりました

投球直後の戸羽選手

体幹がブレない、絵になる投球

スコアが表示されたディスプレイ

最後の最後までわからない展開に突入!

たたみかけの時間。点差を広げ、拳を握る戸羽選手

スコアが表示されたディスプレイ

怒涛の連続ストライクで最終スコアは233点に! しかしこの後シエ・ションフー選手も連続ストライクを決め236対233の僅差で負けてしまいました😭

球を持って投球モーションに入る前のヴァディーム・ダニリユーク選手

第二戦はウクライナのヴァディーム・ダニリユーク選手との戦い

連続ストライクを獲りガッツポーズを決める戸羽選手。第二戦は212対201で勝ち点3を得ました

第三戦は韓国のパク・ジェウン選手。熱いハグをして試合スタート

連続ストライクで会場全体に響くほどの雄叫びをあげる戸羽選手

投球直後のパク・ジェウン選手

僅差のせめぎ合い、互いに一歩も引かない

接戦のスコアボードを見ながら手を乾かす戸羽選手

ストライクの気配、細めた目が捉える行方

スプリットの悔しさを断ち切る3連続ストライクで雄叫び!

戸羽選手とパク選手が話している様子

ラウンド2で無敗だったパク選手に僅差で勝利!勝ち点6に

イルハン・アシモグル選手が投球モーションに入っている様子

第四戦はトルコのイルハン・アシモグル選手。しかし211対226で敗れてしまいました。最終戦にすべてを賭けます

シャビル・シャムスル・アザム・アザム選手が高く球を振り上げている

第五戦はマレーシアのシャビル・シャムスル・アザム・アザム選手。彼に負けたらここで終わってしまう緊張感!

投球直後の戸羽選手

丁寧な投球を貫いた戸羽選手。しかし試合は158対180で惜敗し、結果、ラウンド2の勝ち点は6となりました。

戸羽選手以外の4人に勝ち準決勝に進むことが決まったパク選手と熱いハグ。両者のリスペクトを感じました

 

戸羽選手は準決勝進出はなりませんでしたが、最後の最後まで諦めなかった戸羽選手の健闘に感動しました。次回大会でのリベンジに期待しています!

 

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関連リンク

 

文・写真:吉田純一(双極性障害)