通院や通勤、買い物など、車は障がいのある人にとって欠かせない移動手段の一つです。一方で、ガソリン代や駐車場代などカーライフにはさまざまな維持費がかかります。この記事では、障がいのある方やその家族が知っておきたいカーライフに関する障害者手帳割引を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
<目次>
1.自動車税・軽自動車税

毎年4月1日時点の車の所有者に課される「自動車税・軽自動車税」は、障害者手帳による減免制度が設けられています。地方税なので減免内容や対象は自治体ごとに違いますが、例えば東京都で普通車を所有している場合、障害者手帳を持つ本人やその家族が所有し、主に障害者のために使用する車両1台まで、自動車税が上限45,000円免除されます。
なお、車購入時に課されていた税金、「環境性能割」に関しても減免制度がありましたが、「環境性能割」は2026年3月で廃止の予定です。
以下、自動車に関わる税金です。
| タイミング | 障害者手帳による減免 | |
|---|---|---|
| 自動車税・軽自動車税 | 毎年 | あり |
| 環境性能割※2026.3に廃止予定 | 車購入時 | あり |
| 自動車重量税 | 車検時 | なし |
2.高速道路の料金

高速道路では、身体障害者手帳を持つ方、重度の障害者(「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額」の第1種と同じ範囲)を乗せて運転している方を対象に通行料金が最大50%引になる制度があります。
割引を受けるには、事前に市区町村へ申請・登録が必要で、登録できる車両は原則1台とされています。2年ごとに更新が必要ですが、近年ETCを利用している方に限りオンライン申請が可能になりました。
3.JAF入会金

ロードサービスを行っているJAF(日本自動車連盟)では、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持つ方に対し、2,000円の入会金の免除を行っています。外出時のトラブルに備えられるため、車を日常的に使う障害のある方や、その家族にとって心強いサポートといえるでしょう。
参照:JAF
4.ガソリン代

自治体の中には、障害者手帳を持つ人向けに、ガソリン代を助成する制度を設けている自治体があります。例えば東京都足立区は指定スタンドで使える燃料券、練馬区は自動車燃料費の定額振込、栃木県宇都宮市では重度障がい者を対象にガソリンギフト券など。助成の内容や方法、金額は様々ですので、お住まいの市区町村で確認してみるといいでしょう。
5.洗車代

障がいがある方にとって洗車は大変な作業なのではないでしょうか。全国に展開する洗車・カーコーティングの専門店KeePer LABO(キーパーラボ)では、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示することで本人と二親等(祖父母・孫・兄弟姉妹など)までの方が、30%引きになるサービスを実施しています。利用する際は事前に最寄りの店舗で割引の内容を確認しておくと安心でしょう。
参照:KeePer LABO
6.公共の駐車場代
まとめ
通院や通勤、買い物など、車は障がいのある人にとって欠かせない移動手段の一つですが、さまざまな維持費がかかるのも事実です。この記事で紹介した障がい者割引はカーライフに関わるものばかり。ぜひ参考にしてみてください。

