第25回子どもの福祉用具展 Kids Festa TOKYO 2026 東京会場が開催されました。
Kids Festa ホームページ(札幌開催ご案内)

 キッズフェスタ2026へのご出展、ご参加、お疲れ様でした!単なる福祉用具の展示会ではなく「生活の質の向上」や「家族の楽しみ」にフォーカスされた素晴らしい催しでした。

入場する行列

 想像以上に入場者は多く、開始時刻には長蛇の列。1時間前から並ぶお子さんは、待ちきれないようすで「もうはいっていいの?」とワクワクはしゃいでいました。

衣料品のブースに集まる大勢の人たち

 展示内容は、お子さんだけではなく、成人の障害を持った方でも、十分楽しめます。何より感銘を受けたのは、「展示されていた具体的な製品や技術」の進化に、お子さんの生活の質(QOL)を向上させるための工夫が随所に見られ、現場での支援の選択肢が広がっていること。

多くの人が車いすのブースに集まり、担当者に質問している

 Kids Festaは、メーカーの方や他地域の専門職の方々と直接意見交換ができることも大きな収穫になるイベントです。出会った展示品のほんの一部を御紹介いたします。
Kids Festa ホームページ(札幌開催ご案内)  


目次

① 会場が広くなりました
② 「『できない』が『できた!』に変わる瞬間」
③ 「毎日を彩る『こだわり』の福祉用具たち」
④ 「住まいを『福祉』に合わせるリフォームの最前線」
⑤ 感想  


①会場が広くなりました

 今年の会場は有明GYM-EX(ジメックス)。東京2020オリパラ競技大会で使用された有明体操場を、東京都が都内中小企業振興のために整備した展示場です。「今年は広くなって良かった」と出展社さんからも来場者さんからも喜びの声。面積は2倍でも、私たちが取材した土曜日は通路が通れないほどの盛況ぶりでした。

 青空に映える有明GYM-EXの遠景。横から見ると宇宙船のようなフォルム。面積は昨年の2倍超になっていました。

会場名展示面積備考
有明GYM-EX (ジメックス)約 9,400 ㎡ワンフロア
東京流通センター (昨年の会場)約 4,473 ㎡第一展示場全面

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② 「『できない』が『できた!』に変わる瞬間」

 障害があるからと諦めていた「家族旅行」や「ドライブ」が、今の技術やサービスでいかに身近になっているかが発見できました。展示品の「機能」ではなく、それによって変わる「生活の景色」が想像できます。

 車いすのまま乗れる車 車いすが2台乗って全員で5人まで1台の車で一緒に行けるものなど様々なタイプがありました。ドライブがとても楽しくなりそうです。

リフトで乗り込むショータ↑

スロープで乗り込むショータ↑

開発中のアプリを説明するスタッフ、中央にQRコードがあります

車いすがどんな感じで車に乗れるのかを仮想空間で観察できるサービスも開発中
AR車いすデジタルフィッティング↑

 

キャンプに行くなら

 バリアフリーキャンプ(PRI-BASE) 「キッズフェスタでほぼ予約が埋まっていく」そうです。BBQのやり方に慣れていなくてもスタッフが親切に教えてくれます。

「キャンプと言えば」キャンプファイアーのディスプレイで雰囲気を作ります↑

キャンプ場の模型とストーンペインティング体験ができるにぎやかなテーブル↑

1日一組限定キャンプ場バリアフリー スクリーンにはテントの映像

PRI-BASEの看板 当日は特別割引していて、続々予約が入ります↑

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③ 「毎日を彩る『こだわり』の福祉用具たち」

 機能性重視の事務的な用具ではなく、子供たちの自尊心やワクワクを育むデザインや使い心地にこだわったアイテムが一堂に展示されています。
 「使うからには楽しく、自分らしく」

長尾製靴所のブース、前面にマジックベルトが付いたカラフルな靴が並ぶ

 義足・装具のまま履けるカラフルな長靴↑

そのままでは引っ掛かるが筒を拡げれば履けるを図解
拡げた長靴

義足・装具のままで長靴を履くために筒の部分を拡げると解説してくれました↑

「『友だちが履いているキャラクターの長靴を私も履ける』お子さんたちが目を輝かせて喜んでくれます」と、作っている長尾製靴所さんも嬉しそうでした。

 

食事も楽しく
これ、フツーのお料理じゃないんです

ハンバーグ、ホワイトシチューに人参とブロッコリーがはいっています

可愛らしい器に盛り付けられた嚥下調整食↑

「栄養を摂るだけじゃなくて、見た目も楽しんでもらいたい」と語る↑

 お肉もブロッコリーも、すりつぶしたものを整えて形を再現しています。食事が楽しくできますように、気持ちを込めて。

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④ 「住まいを『福祉』に合わせるリフォームの最前線」

 家を「介護の場所」にするのではなく、家族全員が「楽しく過ごせる場所」にするためのヒントを共有してくれます。たくさんの展示物を通して住まいを見直すことができました。

「リフォーム事例」のパネルをベースに、具体的な解決策を提示しています。↑(CRS)

たくさんのリフォーム事例パネル↑

入浴リフトを説明するスタッフと話に聞き入るショータ

入浴リフトにくぎ付け↑

ボディハグシャワーに見入るショータ

全身シャワーで暖まるボディハグシャワー↑
 

ハンモックで持ち上げてお風呂に早変わり。二役のウェルケアベッド↑

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⑤感想

「会場に並ぶ色とりどりの装具や、家族で楽しめるキャンプ場の提案を見て、福祉が『守るもの』から『可能性を広げるもの』へと進化しているのを肌で感じました。特に、装具を履いたまま選べる可愛い長靴を見た時、お子さんが『どれにしよう!』と目を輝かせる姿を想像し、胸が熱くなりました。」↓

長靴のカタログ

「リフォーム事例やLIXILのボディハグシャワーなどを拝見し、最新技術が『介助者の負担軽減』と『本人の自立』を同時に叶えていることに驚きました。住環境や車を少し工夫するだけで、家族の行動範囲がこれほどまでに広がるのかと、非常に勇気づけられる展示ばかりでした。」

展示品の中にガチャガチャ300円とあ角を見つけて、財布を出そうとしているショータ

ガチャガチャに吸い寄せられていく大きな子どもショータ↑

「出展者の方々が『障害を不便なもの』として捉えるのではなく、『どうすればもっと毎日を面白くできるか?』というクリエイティブな視点で向き合っていたことです。食の彩りひとつとっても、そこには愛と尊厳があり、関わる全ての人を笑顔にするパワーを感じました。」

 

 『もっともっと来場者が安心して来れる展示会にしていきたいと思っております』来年も楽しみですね。


Kids Festa ホームページ https://www.kidsfesta.jp/
今回の開催ポスターと会場への地図↓

Kids Festa 2026のポスター 子育てしているフクロウのイラストが楽しい
有明GYM-EXへのアクセス 有明テニスの森駅から歩いて5分 車では来場者用臨時駐車場がすぐ隣にある

第25回 東京会場情報 開催日:2026年4月18日 (土)10:00~17:00、2026年4月19日 (日)10:00~16:00 場所:有明GYM-EX(ジメックス)、住所:〒135-0063 東京都江東区有明1丁目10−1、主催:S. P. ビームス株式会社
 

札幌開催ご案内 
第2回 北海道会場 - NORTH -
同時開催 いきいきウェルネスフェア2026
開催日 2026年10月17日 (土)10:00~16:00
    2026年10月18日 (日)10:00~16:00
場所 アクセスサッポロ
住所 〒003-0030 北海道札幌市白石区流通センター4丁目3−55
主催 KidsFestaNORTH実行委員会

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写真・文 寺川健一(四肢麻痺)、小川陽一、高瀬翔太(頸椎損傷)、牛田 弘