地域におけるスポーツ振興と交流を目的としたバドミントン教室が、5/30に東京都立城東特別支援学校で開催されました。
心地よい緊張感と熱気に包まれた体育館には、多くの参加者が集まり、心地よい汗を流しました。本記事では、参加者の笑顔が溢れた当日のイベントの模様と、スポーツを通じて生まれた新たな絆について詳しくお伝えします。
 



実は、中学、高校時代から「バドミントンをやりたい」という密かな憧れを抱いていました。当時は友人に誘われるがまま野球部に所属して白球を追いかける日々。バドミントンといえば、遊びのなかで“さわり程度”にラケットを握るくらいで、本格的に打ち込む機会のないまま大人になりました。
そんな私が、再びあの頃の憧れに触れるきっかけを得たのは、今年1月のこと。練馬区の練馬特別支援学校で開催されていたバドミントン教室の存在を知ったのです。
 

体育館で両手を挙げて笑顔を見せており、背後には「バドミントン教室」と書かれた横断幕が掲げられています
ラケットを手に笑顔で撮影

「これなら自分も挑戦できるかもしれない」
その出会いが、先日の城東特別支援学校での素晴らしい体験へと私を導いてくれました。


 

体験教室のスタートを前に

6月に東京で開催される「2026年第9回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・東京(略称:スペシャルオリンピックス2026東京)」を盛り上げるトークが実施され、参加者たちはスポーツが持つ純粋な熱量と魅力に耳を傾けました。

トークセッションでは、間近に迫ったスペシャルオリンピックス2026東京バドミントン競技に出場予定のアスリート、五十嵐公祐(いがらしこうすけ)選手、村岡諒一(むらおかりょういち)選手、柳原廣太(やなぎはらこうた)選手の3名が力強い意気込みが語られると、会場からは温かい拍手が送られました。
 

その後、ロンドンオリンピック柔道男子60キロ級銀メダリストであり、現在は公益財団法人スペシャルオリンピックス日本理事長を務める平岡拓晃(ひらおかひろあき)氏が知的障がいのあるアスリートたちがスポーツを通じて社会に参加し、可能性を広げていくスペシャルオリンピックスの意義について言及。
「アスリートたちが限界に挑戦し、自分らしく輝く姿には、見る人の心を揺さぶる純粋な感動があります。ぜひ皆さんも会場でその熱気を感じ、彼らの挑戦を応援してください」と、大会の見どころやスポーツが持つ繋がりの力について、熱く魅力を語りました。

 

左からやなぎはらこうた選手、ひらおかひろあき氏、むらおかりょういち選手、いがらしこうすけ選手がトークしています


トークの後はシャトルを通じて笑顔の交流へ

興奮冷めやらぬ中、続いて行われたバドミントン体験教室では、五十嵐選手、村岡選手、柳原選手らも参加者と一緒にコートへ。ラケットの握り方からシャトルを捉えるコツまで、選手たちが優しくレクチャーする場面も見られました。
参加者はアスリートたちとのラリーを楽しみながら、心地よい汗を流し、スポーツの楽しさを肌で体感。大会へ向かう選手たちにとっても、地域の人々からのエールを直接受け取る、笑顔あふれる有意義なひとときとなりました。

 

「バドミントン教室」の横断幕を背に、ラケットを手前に掲げている
上空を見上げながらバドミントンのラケットを構えており、周囲には他の参加者たちがいます
上を見上げ、ラケットのグリップを口元に近づけて、シャトルを打ち返そうとしている。周囲には他の参加者たちの姿が見えます

 

体験を終えて

最初は「体が動くかな…」という不安もありましたが、いざコートに立つと、思った以上に動けていた自分に驚きました。
シャトルを正確に捉えてラリーを続けることの難しさ、そして正面だけでなく前後左右に振られたときの対応の難しさなど、実際に体験したからこそ分かったバドミントンの奥深さがあります。
どんなシャトルも打ち返せるようになる楽しさを目指し、これからも自分のペースで続けていきたいです。


「皆さんもぜひ体験してみては?」

 

写真・文:大ちゃん