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ESSAY //// Views-258

おつき合いは、シンプルに

週刊連載エッセー (12月20日)

おつき合いをどこまでするか、どこからしないか悩むことも多いです。私の母は、深川生まれの江戸っ子で「ふんどしはずしても、義理ははずしません」という信念の持ち主。
「おつき合いはね。ない袖は振れないけど、ある袖を振らないのはケチというものです」と、やせがまんを言って、生涯、ちぎれそうな袖を振り続けていました。
私の考えは、ずっと現実的です。これは義理でつき合うのか、自分がそうしたいからするのかを考えます。すると、けっこう、義理の関係はそぎ落とされていきます。
今、周りに、この人と会いたい、話したい、ふれ合いたい人が残っている気がします。

おつき合いは、できるだけシンプルに。快適です。
 


・イラスト/いなだ 牧子

著者・並木 きょう子/東京都在住。フリーライター。人の生き方を独特の視点で描く人物ルポ、軽妙なエッセイ執筆。著書にエッセイ「ごちゃまぜ同居行進曲/主婦の友社刊(テレビドラマ化)」「300字の小さな幸せレシピ/アップオン刊」ほか多数。
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※新しいエッセイは毎週月曜日に掲載します。
※8月23日号 長男が、大人の背丈になったとき
※8月30日号 食卓を片付けながら
※9月  6日号 庭のブドウの樹
※9月13日号 ある年の初秋、結婚披露宴で
※10月4日号 多摩川の鉄橋で
※10月11日号 新米の力
※10月18日号 今夜の君は美しい!
※10月25日 号湯気マジック
※11月 1日号 日本のお母さんの手
※11月 8日号   紅葉を楽しみに
※11月 15日号 花の花道≠ノ
※11月29日号  ボージョレ・ヌーボーの季節
※12月  6日号  年の瀬に向かって
※12月13日 母の口紅