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車いすでイチゴ摘み♪
「横浜ストロベリーパーク」

 横浜市鶴見区にある「横浜ストロベリーパーク」は、車いすのままイチゴ摘みが楽しめる施設。
 読者モデルの田中薫さん(27歳・ASD、ADHD)と牧原伸之さん(46歳・下肢障害&高次脳機能障害、直腸機能障害)が、初めてのイチゴ摘みに挑戦しました。

 

横浜火力発電所にあるバリアフリーのイチゴ園


 横浜ストロベリーパークは、JR「鶴見駅」から横浜市営バスで約15分。「横浜火力発電所前」バス停を降りた目の前にあります。
 ピンクの門をくぐり、歩道を進むと見えてくる一部がガラス張りになった特徴的な建物が、「横浜ストロベリーパーク」。 
▲左側にスロープがあります


 館内に入ったら、案内の看板に従ってそのまま右に進み、奥の部屋で受付をします。

▲縞模様の境目から、ゆるやかな傾斜になっています


 事前に予約サイトからの予約が必要です。(※同日の一ヶ月前の午前0時から予約可能)
 受付機で予約した人数分の支払いをします。(※支払い方法は、現金またはクレジットカードのみ)
 
▲タッチパネルが届かないときは、スタッフに声をかけてください

 受付を済ませたら、正面の扉から外に出てイチゴハウスに向かいます。
 ※扉が閉まっているときは、スタッフに声をかけてください。

▲段差があります。落ちないように!

▲扉を出たらすぐに左折してスロープで降ります


 きれいに舗装された通路を通って、予約時間の5分前までにハウスへ行きましょう。
 通路の周りは花壇になっているので、お散歩気分で歩いてもいいですね。
▲名物のイチゴのオブジェ。スコアボードは野球場の名残

 予約時間になると、スタッフの方から説明があります。イチゴの種類や、室内にいるハチについての注意などを丁寧に教えてくれます。

 

いざ、イチゴ摘み♪

 

 説明が終わったら、渡された専用カップを持っていよいよハウスの中へ!
 入ると、イチゴの甘い香りに癒されます。
 地面に直接植える“地植え”ではなく、立っている人の腰くらいの高い位置(約90cm)で栽培しているので摘みやすいだけでなく、イチゴがなっている様子を目の前で観察することもできます。下はコンクリートで段差は一切なく、通路の幅も1m以上あるので、電動車いすでも楽に通れます。

 制限時間は30分! カップに詰めるだけ詰めましょう。(くれぐれも潰さないように)
 ※ハウス内では食べられません! その場で食べたくなりますが、我慢、我慢(笑)

▲イチゴの苗に興味津々のお二人  ▲「あ、これ大きい!」「ほんとだ~♪」


 今回摘んだ品種は「ベリーホップすず」。
 品種は時期や生育状況によって変わるので、どのイチゴが摘めるかは当日のお楽しみ、とのことです。
▲こんなにたくさん獲れました~\(^o^)/


大きくて甘いイチゴに、感動!

 

 摘んだイチゴは、受付をした建物の中で食べることができます。
 食べきれない分は持ち帰りできますが、あまりのおいしさに全部食べてしまうお客さんがほとんど。
 モデルの牧原さんと田中さんも、想像以上のおいしさに自然と笑顔がこぼれていました。
▲ピンクのストライプとイチゴのオブジェがかわいい、休憩スペース

▲糖質制限中だけど、我慢できずにパクリ  ▲メチャクチャ甘くて、いい匂い~♪

 

 館内にはカフェも併設されています。
 季節によってメニューは変わりますが、おすすめはパークのイチゴを大量に使った「イチゴパフェ」!
 山下館長によると「10粒以上使っています」とのこと。
 高さ20cmを超えるパフェグラスは迫力満点! SNS映え間違いなしです!!
 ※2024年4月からカフェの運営会社が変わるため、メニューや価格が変更になる可能性があります。
▲イチゴパフェ(2,800円)
 

山下館長に聞く

 

今回の取材にあたり、山下美紀館長に横浜ストロベリーパークの特徴や今後の展望などを伺いました。

横浜ストロベリーパーク館長・山下美紀さん


 

土・日・祝日のみの営業にしたのは、どういった経緯からなのでしょうか?

 横浜ストロベリーパークのイチゴは、障がいのある方がイチゴ農家さんの指導のもと、一から農作業を教わり栽培しています。まだ一年くらいですが、農家さんに一生懸命教わりながら一粒一粒、丁寧に育てています。そのため、栽培できる数量に限りがあるので土日祝に限定して、お客さまに楽しんでもらえるようにしています。

栽培ベッドと呼ばれる「高設栽培」を採用し、バリアフリー化したのはどういった経緯からでしょうか?

  “(設備上の理由で)来られない方がいない”というコンセプトで、入口を広くしたり床をコンクリートにして、バリアフリー化しました。また、汚れる心配がないので、服装を選ばずに多くの皆さんに気軽に来ていただけるように、という思いも込めました。

今後の横浜ストロベリーパークの展望や目標をお聞かせください。

 イチゴを通して、皆さまに喜んでいただけるパークにしていきたいと思っています。特に、障がいのあるスタッフが一粒一粒丁寧にイチゴを育てていますので、そのイチゴを召し上がっていただいて、多くの方に「おいしかったよ」と広めていただけるとうれしいです。
 もう一つは、2022年4月に名前を“東京”から“横浜”に変えてリニューアルオープンしたことで、なるべく地域に根差して“横浜発信”で多くの皆さまに来ていただける施設になりたいと思っています。
 この横浜ストロベリーパークは、障がいのある方々の働ける場でもあります。お客さまにたくさん来ていただいて、このパークが長く続くことで働く場が維持されていきますので、よろしくお願いします。

 

取材を終えて

 

 モデルとして参加してくれた田中薫さんと牧原伸之さんに、感想を伺いました。
田中薫さん(左)
「撮影もイチゴを摘むのもすごく楽しかったです。広くて回りやすいので、いろんな人と来たいな、と思いました。たくさんの人に広まっていくといいな♪」
牧原伸之さん(右)
「館内もハウス内も問題なく動ける広さがあるので、車いすに限らず杖の人も楽しめると思いました。」

 

 ハウスに入ると、スタッフの皆さんの「こんにちは!」と元気なあいさつが、とても印象的でした。
 また、一つ一つ丁寧にイチゴや苗の状態を確認している姿は、“やりがい”と“誇り”に満ちあふれていました。
 こんな素敵なスタッフさんの愛情がいっぱい注がれたイチゴをぜひ、食べに行ってみてください。
 

 完全予約制ですので、下記の予約サイトから事前に予約をしてください。
 ※電話やSNSからは予約できませんので、ご注意ください。

・利用料金(イチゴ摘み)
1人:税込2,500円(専用カップ代込み)
未就学児は2人まで無料で同伴可能。
ただし、カップが必要な場合は有料となりますので、その人数分も含めてご予約ください。

※記事内の料金は、2023年11月現在のものです。


横浜ストロベリーパーク(予約サイト)
https://reserva.be/strawberrypark

横浜ストロベリーパークの公式Instagram
https://www.instagram.com/yokohama.strawberry.park/

 


<多目的トイレ情報>
館内に1カ所あります。
横浜ストロベリーパーク-1F



写真:渡邉 誠 文:油利美佐子(二分脊椎症・側弯症)