TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム 舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』のアクセシビリティの取り組みについてご紹介します。

開催概要
公演日程:2025年11月26日(水)~11月30日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス (東京都豊島区西池袋)
振付・演出・出演:森山開次
音楽:蓮沼執太
テキスト:三浦直之(ロロ)
出演:和合由依・岡山天音・坂本美雨・KAZUKI・はるな愛・森山開次・大前光市・浅沼圭・岡部莉奈・岡山ゆづか・小川香織・小川莉伯・梶田留以・梶本瑞希・篠塚俊介・Jane・田中結夏・水島晃太郎・南帆乃佳
演奏:蓮沼執太・イトケン・三浦千明・宮坂遼太郎

©Sadato Ishizuka
振付・演出・出演:森山開次

多彩なキャスト
公演公式サイト
舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』とは
舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』は、想像溢れる世界観と身体表現を生み出し、振付家・ダンサーとして類をみない活躍を見せる森山開次を中心に創作するオリジナルの舞踊作品です。
「TRAIN」をモチーフに、不思議な音色を奏でる SLとユニークな乗客が繰り広げる冒険譚を、多彩なキャスト・アーティストが魅力溢れるシーン満載で綴ります。
『TRAIN TRAIN TRAIN』では、多くの方に作品を楽しんでいただけるよう、さまざまなアクセシビリティに取り組みます。
本公演におけるアクセシビリティは「理解するためのサポート」ではなく「想像することを楽しむための工夫」を大切にしています。
アクセシビリティディレクター 栗栖良依氏のコメント
コロナ禍に開催された東京2020パラリンピックを経て、私たちは新しい時代に向かって走り出しています。障がいのある人が楽しめる舞台をつくることから、多様な身体性や感性、文化をもつ人たちが集い、共に新たな表現を生み出していく時代へ。同質の集まりでは決して生まれない、革新性と可能性がここにあります。誰もが生きづらさを抱える今だからこそ、人間が本来持つ、「他者の視点に立つ想像力」と「分断を超え、調和を生み出す創造のエネルギー」 を、ぜひ浴びに来てください。

アクセシビリティディレクター 栗栖良依
本公演でのアクセシビリティの取り組み
①音声ガイド・字幕
障がいの有無に関わらず、作品を鑑賞する際の楽しみの一つとなるよう、内容とシステムを工夫して提供します。
○システム:お客様ご自身のスマートフォン等の端末に配信するシステム「EG-G」でご提供いたします。
これは、音声ガイド・字幕のアプリをご自身のスマートフォン等の端末にダウンロードしてご利用いただくものです。
障がいの有無にかかわらず、どなたでも安心してお好きな座席でご利用いただけます。
※「EG-G」の詳細、注意事項はこちらをご覧ください。
○テキスト:音声ガイドのテキストは三浦直之が手がけます。場面の解説に留まらず、想像することを楽しむテキストを試みます。
②そのほかのアクセシビリティ
舞台上の音声表現には、手話や VW(ビジュアル・バーナキュラー)* をはじめとした視覚表現を重ねて提供します。
コトバをテキストで読んでから鑑賞したい方には、事前にテキストデータを提供します。
ロビーには、テレビモニターを通してゆったり舞台をご鑑賞いただけるエリアを設置します。
気持ちを落ち着けたい方のための、カームダウンスペースをロビーに設置します。
その他、アクセシビリティに関する追加情報は、随時公式サイトでお知らせします。
*VW(ビジュアル・バーナキュラー)とは、国や言語の違いを超えて写像的に伝える、ろう者独自の視覚的な身体表現技法
③それぞれのニーズに応じた「おすすめの座席」
皆さまに、より快適に舞台をお楽しみいただけるよう、おすすめの座席をご案内しています。
・ヒアリングループ(磁気ループ)が作動する座席(補聴器や人工内耳を使用している方)
・補助犬との鑑賞や、舞台上の動きを感じやすい座席
・字幕・手話表現を楽しみたい方におすすめの座席
・車いすスペース ・上演中に出入りが可能な座席
※おすすめの座席はこちらからご覧いただけます。
関連リンク
公式サイト
TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム 舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』メインキャスト決定!バックステージ
文:佳山 明
