デフリンピックの意識情勢のため47都道府県を回ってきたキャラバンカーが、最終ゴールに到着し、本日最後のイベントとなった。

向える 全日本ろうあ連盟石橋理事長

歓迎式が行われた

2025年11月14日㈮ 13:00~
明日、東京2025デフリンピックが開会式を迎えるのを前に、デフリンピックスクエアにて オープニングイベント、記者会見、内見ツアーが行われた。

小ホールでは、オープニングイベントが実施された。情報保障として、日本手話、国際手話、日本語、英語の字幕を表示し、日本語、英語のアナウンスがあった。冒頭、東京2025デフリンピック応援アンバサダー川俣郁美が司会を務めた。写真は記者会見の様子。

オープニングイベント壇上には主催者が、複数の通訳が並び、会場には記者tたち

主催者の挨拶があった
ICSD 国際ろう者スポーツ委員会 アダム・コーサ会長
 25回目の大会になるデフリンピックは、ろう者のスポーツの交流。デフリンピックスクエアは、情報交換や貴重な体験をつなぐ場所として大変大切である。ここからろう文化を発信していく。競技会場にもここにもお越しになって、様々な国のアスリートの応援をお願いした。

デフリンピック運営委員会 久松運営委員長
 100年目にあたる大会を運営できることを大変うれしく思うとしたうえで、2025の3つの目標を強調した。1 子供たちに夢を与える、2 情報バリアフリー、コミュニケーションバリアフリー、3 人々が立場を超えて支え合う共生社会の実現。そして、この大会のパワーを社会に発信したいと述べ、協力を感謝しますと結んだ。スクエアはアスリートが競技に専念できるように配慮していることを説明し、一緒に大会を楽しむことを奨励した。

東京都スポーツ文化事業団 デフリンピック準備運営本部 小室明子本部長
 国際ろう者スポーツ委員会、全日本ろうあ連盟、東京都が協力して準備を進めてきた。デフリンピックスクエアーは 選手たちのハブ、ろう文化の発信、東京の魅力を紹介する 。大会の価値を高め、誰もが活き活きと暮らせる社会を創るための、更なる力添え支援を求めた。

主催者来賓者の代表者によるテープカットが行われた
 国際ろう者スポーツ委員会 アダム・コーサ会長
 全日本ろうあ連盟 石橋大吾理事長
 公益財団法人東京スポーツ文化事業団 塩見清仁理事長
 東京都スポーツ推進本部 梅村実可 国際スポーツ事業部長
 東京2025協賛企業代表 株式会社アシックス 代表取締役CEO 廣田康人氏
 トヨタ自動車株式会社 トヨタスポーツ推進部長 橋本 勝氏
 ソフトバンク 公共事業推進本部 本部長. 柏木 陸照
 デフリンピックマスコット ゆりーと

 東京都スポーツ文化事業団マスコット スージー

記者会見
国際ろう者スポーツ委員会 アダム・コーサ会長
もっとも古い障がい者スポーツ大会は 1924に行われたデフリンピックであり、100年目を数える大会が今大会にあたると歴史に触れ、今回のデフリンピックの最終的な概要を発表し、最大の規模であることを明かし、最高の大会になることを期待していると強調した。

(数字は10月15日ICSDにエントリーした数字。その後の様々な状況で人数は変わる可能性はある)81の国と地域 に加え(NDA、RDT、IDA)3チームが参加する。選手エントリー数は 3,081名(男子2,014名、女子1,067名)スタッフ 2,341名 計5,422名が参加する。

2025デフリンピック運営委員会 久松三二委員長
自身が幼い頃はろう者に対する理解が薄かったと感じている。過去のデフリンピックはろう者だけで開催され、社会の眼に触れる機会が少なかったとも感じている。
今大会は3つの目標を掲げ、聴者とろう者が一緒にデフリンピックを成功させることは共生社会実現のために意義深いことである
沢山の方に観て頂き、国民の皆さんとともに応援いただき、共生社会実現につなげていきたい。大会後もご支援ご協力を賜りたい。そして感謝を述べて挨拶を結んだ。

161の協賛企業の中からの代表者プレゼンが行われた
アシックスは 阿部慶大氏と三原千咲氏が、どのような理念を元に多様な必要に応じたアスリート支援をしているのかを、手話を交えて熱意あるプレゼンを行った。
トヨタ自動車 寺尾 悟氏が、アスリート支援の状況とアスリートとしての自身の想いを語った。この機会を活かしてたくさんの人にデフアスリートを知って頂きたい。
ソフトバンク 柏木陸照氏が、手話をテキスト文字に変換していく技術、国際手話と日本手話も対話可能になる技術を紹介した。

その後、デフリンピックスクエアの「みるTech」ツアーが行われた

明日の開会式、その後の競技、アスリートを応援し、スクエアでは交流を楽しみましょう

最後の折り鶴をドラムさんが投入

モニュメントに折り鶴投入式 ↑ ↓

秋田竿燈のデモンストレーション

手話実況体験コーナー

文 らくゆく編集部