北区のランドマーク、飛鳥山公園内にある「北区飛鳥山博物館」。
北区の歴史、文化や自然を学ぶことができるこの博物館は、非常にバリアフリー化が進んでおり、車いすでも快適に見学が可能です。今回は、アクセスから館内の見学まで、具体的なバリアフリー情報をご紹介します。

北区飛鳥山博物館入口付近
1. アクセス
①飛鳥山を登る「アスカルゴ」(JR京浜東北線「王子駅」中央口から徒歩約1分)
おすすめの移動手段「アスカルゴ」:
王子駅側から飛鳥山公園山頂までは、自走式モノレール「あすかパークレール(通称:アスカルゴ)」が便利です(無料)。
特徴: 車いすのまま乗車可能です。急な勾配も座ったまま安心して登ることができます。アスカルゴは下記の渋沢史料館の記事をご参照ください。
車いすでも楽しめる 渋沢史料館へ行ってきた
②東京メトロ南北線「西ケ原駅」から徒歩約7分
1番出口のエレベーターを出て歩道を右折し、道なりに進むと飛鳥山公園に到着し渋沢史料館の入口を左折します。
![]() 1番出口にエレベーターがあります | ![]() 歩道を右折し直進し渋沢史料館の入口を入る |
2. 駐車場:障がい者専用駐車場
飛鳥山公園の東側に隣接する飛鳥山公園駐車場があります。障がい者専用スペースが2つあります。
受付・ロッカー
![]() 入口を入って正面に受付とグッズ売り場があります | ![]() 入口の左奥のロッカーがあります(出る時コインが戻りますので取り忘れ注意) |
入口の脇にグッズ売り場があり素敵な商品や資料本も並んでますので、じっくり選んでください。
3. 展示内容
武蔵野台地東端の「崖線」が育んだ古代の貝塚や地層から、この地の独自の地形と豊かな自然の変遷を辿ります。
徳川吉宗が築いた桜の行楽文化や荒川の治水など、高低差のある土地と共に歩んだ人々の歴史と暮らしを学べます。
![]() 入口を入ると奇麗な屏風絵があります | ![]() 反対側には年表があります |
1階展示の導入部分に屏風絵の裏側に世界史、日本史、北区史が列挙されています。反対側から見ると年表が繋がって見える仕組みになっています。
郷土のあゆみ:
旧石器時代から現代までの北区の変遷を、実際の出土品(土器など)や写真で紹介。広い通路に展示台が配置され、車いすでも快適に見学できます。
![]() 飛鳥山公園の近くにあった奈良・平安時代の米を納めた倉を復元したものです | ![]() 時代ごとに地形の変遷が展示されています |

中里貝塚貝層剝ぎ取り標本
縄文時代の日本最大級の貝塚の貝層です。圧倒的なこのサイズに驚かされます。
![]() 弥生時代の食べ物 | ![]() 江戸時代の花見弁当 |
江戸時代の食べ物は、当時のレシピを再現したものです。

日光山道中図絵
![]() 実際日光御成道にあった道標(レプリカ) 左右の側面に川口と王子の道案内が刻まれてました | ![]() 北区飛鳥山博物館あたりの日光御成道を描いた絵図と現在の写真 |
将軍様が日光東照宮へお参りをするのに使った道の様子を描いた絵図は細かく描写されていて楽しいです。現在の写真も展示されています。
![]() 荒川と共に生きるくらし 洪水対策で天井に舟が設置されています | ![]() 地図に見る北区の近現代 テレビモニターと光の表示で地域などを表示しています |
荒川付近にあった家屋は、洪水に悩まされていたため天井に舟が備えられていました。ビデオ展示が多いため楽しく見学できます。
北区の自然:
![]() 荒川の河川敷のジオラマ | ![]() 川の中の様子も展示されています |
荒川や石神井川など、豊かな水辺の自然環境について展示。身近な自然を再発見できるコーナーです。
実物大ジオラマ(体験型展示):
北区の暮らしの歴史を、実物大の模型やジオラマで再現しており、臨場感があります。
4. 館内バリアフリー情報
館内は段差のないフラットな設計です。展示台の高さ: 車いすの方の視線に合わせて、展示台やキャプション(解説文)の高さが低めに設計されている箇所が多いです。
展示通路: すべての展示室は、車いすが余裕を持ってすれ違える広さがあります。
● エントランス・ 館内移動(エレベーター)
![]() 入口のスロープはゆるいに登り坂です | ![]() 受付の左側にエレベーターがあります |
入り口は自動ドアになっており、スロープを通ってスムーズに入館できます。受付では、車いすの貸出(3台)も行っています。
館内移動(エレベーター)
フロア移動には、車いす対応のエレベーターが完備されています。ボタン位置が低く、鏡もついているため安心して利用できます。
●バリアフリートイレ
![]() 1階バリアフリートイレ | ![]() 1階バリアフリートイレの内部 |
1階から3階の各階に、車いす対応のバリアフリートイレが設置されています。
ベビーシートあり。
見学前にトイレは済ませましょう
●音声ガイド
![]() 1階エレベーターを降りた所に受付があり音声ガイド機器を無料でレンタルできます | ![]() 展示看板の上の所にガイドの番号表示があります |
● 展示室
展示室の通路は広めに確保されており、車いすで展示物の前まで近づいてゆっくり見学できます。一部の展示は、車いすの目線に合わせて見やすく設計されています。
●その他 聴覚障がいなど障がいに合わせて解説をできる場合がありますので事前にご相談下さい。
5. 休憩スポット:カフェ・ヴァーチュ(3階)
![]() 3階エレベーターを降りた所にカフェ「カフェ・ヴァーチュ」があります | ![]() 左側ハンバーグカレー・右側黒カレー 美味しかったです |
博物館の3階には、カフェ「カフェ・ヴァーチュ」があり、車いすのまま入店可能です。窓からは飛鳥山の景色を眺めることができ、見学後の休憩に最適です。
なお一階以外のスペースは無料で入場できますのでカフェ「カフェ・ヴァーチュ」も観覧券なしで利用可能です。
6. 見学データ
施設名北区飛鳥山博物館住所東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
開館時間午前10時~午後5時(常設展示観覧券の発行は4:30まで)
休館日月曜日(祝日の場合は開館し、直後の平日に振替休館)
観覧料・障害者手帳提示で150円(一般300円)、介助者1名まで観覧料免除
まとめ:飛鳥山博物館は車いすにやさしい施設!
アスカルゴを利用して山頂へ上がり、博物館に入れば、その後はストレスなく歴史散歩が楽しめます。飛鳥山公園自体の散策路も舗装されているため、博物館と合わせて一日中楽しむことができるスポットです。じっくり観覧したい方は、一日丸ごと楽しめます。
取材時、丁寧な解説をしていただいた学芸員の安武さん、本当にありがとうございました。リニューアルなどございましたら、また紹介させていただきます。
展示スペースが広くて移動しやすく、車椅子でも安全に快適に楽しむことができました。
わたしは歴史に興味があるので、貴重な展示物に「タイムスリップ」感を抱きながら、わくわくした気持ちになりました。
展示物は、全体的に低めにあり車いす目線で見やすく、近づいてじっくりと見ることができました。
各階にバリアフリートイレがあるのも車いすユーザーにも嬉しい配慮だと思いました。
解説とともにご親切なご案内をいただき本当にありがとうございました。佳山
![]() 学芸員の安武さんと記念撮影 | ![]() カフェ「カフェ・ヴァーチュ」にて反省会 |
写真:寺川健一・小川陽一 文:佳山明・小川陽一


























